映画『Kaal』を見た。
c0072728_7475020.jpg今年の春頃に公開されたヒンディー語映画『Kaal काल』をDVDで見た。
(←写真;左、販売元:SONY BMG Home Entertainment、Rs.299)

あらすじとしてはこんな感じ…
人食い虎によって観光客が襲われるという事件が最近頻発しているオービット国立公園。その広大な自然を舞台に、レジャーや事件調査のため訪れた主人公たちに奇妙な出来事が起こり続け、公園を脱出すべくサバイバルを続けるなか次々と仲間が犠牲になってゆき、そしてある真実が事件の背後に浮かび上がってくる・・・。
(この映画に関して詳しくはアルカカット氏の『これでインディア』 日記:2005年4月29日の項をご参照のこと。)

また変な役をやってるな~と思い、アジャイ・デーヴガン अजय देवगन 見たさで選んだのだけど、予想以上に良い演技というかハマリ役(突然現れるジャングルの案内人)で、あの三白眼が今回も怪しく輝いてる(?、というか暗く澱んでる?)のが良い。見てよかった~。
一応今回演じているカーリー・プラタープ・スィン काली प्रताप सिंह は悪役なのだけど、主役4人の影が薄くなるぐらい不気味な存在感を見事に漂わせていて、とても他の俳優ではできないだろうな~と思う。しかも漆黒で揃えたシャルワール・カミーズ शलवार क़मीज़ شلوار قمیص は暑くないのか何とも気になる、特に袖の捲くり具合が・・・。

あとラーラー・ダッター लारा दत्ता が自分の見てる悪夢の中で遠慮会釈なく絶叫するシーンはなんか良かった、元モデルのプライドもかなぐり捨てて女優として頑張ってるなぁ~と思って見てしまった。

カメラアングルとか効果音の使い方も良~く計算されていて映画としての完成度も高いと感じた。
とりわけ効果音。夜中に独りでヘッドフォン付けて見てたのもあって、別に怖がらせるようなBGMも流れてない場面で突然意表を衝いて入る効果音に容赦無くギョッ!となった。導入部分で、故障して止まった車のボンネットをヴィヴェーク・オベロイ विवेक ओबेरॉय が開けた瞬間に、突然トラックが真横を通り過ぎる場面が特に印象に残った。(ちなみに今回のヴィヴェーク・オベロイの役は「Cut the crap」と「जी करता है जान से मार दूँ 」が口癖で、事あるごとに使ってたので自分にも少し伝染してしまった気がする・・・。)

※9月13日追記:DVD特典で入ってるエンディング曲“Tauba Tauba طوبہ طوبہ”のヴィデオ・クリップを見たら、最後のほうでヴィヴェーク・オベロイが一瞬だけ着て登場してた裾長の黒いジャケットの右側には、ひょろひょろした手書き風のアラビア文字で「عشق (イシュク) پیار (ピャール) محبت (ムハッバト)」と書いてあった・・・、いったい誰がこんなツッコミどころ的な衣装のデザインを???(ジョン・アブラハム जॉन अब्राहम の胸に大きく書いてある「عــــشــــق (イシュク)」は言うまでも無く・・・。) この曲の歌詞がスーフィズム的な神への愛を謳ってるとはいえ、いくらなんでもそのまんま過ぎてアホっぽいデザインだと思うが・・・。


ところで今回見たDVDについて・・・。
c0072728_7482698.jpgこのまえ京都へ行った時かねてより噂の『ラージャワーブ लाजवाब لاجواب』で食事したのだが、その際に店内で数多く最新のDVDやCDを販売してた中から迷いに迷った末に選んで購入した。
新しいのもそうだが、品揃えが厳選された良い作品が多く並んでて、おっ!と思った。(かな~り欲しかったものばかりだったけど、ほとんどは現在インドを旅行中の友人に頼んであったので我慢。)

ところで帰り際に、今まで自分の中でかな~り重大な謎だった店の名前の事について店主さんに尋ねてみた。その謎とは…何で店名を“ラージャワーブ”となさったのか、である。
その真相とは…、店主さんの奥様の実家があるオリッサ उड़ीसा ଓଡ଼ିଶା 州のサンバルプル संबलपुर ସମ୍ବଲପୁର の町の、店主さんお気に入りな食堂から名前をとったそうな…、う~む納得、謎が解けて思わずラージャワーブ。

ちなみに奥の厨房のほうで店主さんの携帯が一回鳴ってたが、聞こえた着信メロディーはPanjabi MCの“Mundian To Bach Ke”だった…! さ、さすがマニアだなぁとなんとも感動する。
さらにちなみに店主さんがその時着ていらっしゃったT‐シャツはカーキ色地に迷彩柄でオームの文字 (ॐ)が大きくプリントしてあって、かな~り自分もマネしたくなった。入手先を知ってビックリ、何とジャスコのバーゲンで売ってたものだそうな…、むむっ侮りがたしジャスコ。

※全然レストラン的に関係無い点ばかり書き連ねてしまったけども、頼んだオリッサ風ターリーがけっこ~良かった。とくにオリッサのダールは今まで食べたことの無い新鮮な感じの味で気に入った。新たな発見をした気分である。


あと京都では『Green e Books』という面白い本屋さんにも立ち寄った。夜遅くまで営業しているので、滞在最終日に帰りの夜行バスの時間まで余裕があったのでふらっと行って見た。
インド関係の英語書籍が豊富にあるというのを、某メヘンディー मेहँदी مہندی 職人さんのブログ(現在@バンガロール बंगलोर ಬೆಂಗಳೂರು )で以前拝見して知っていた(おっ、情報サンキューでーす!)のだが、小さな店の規模ながら日本で入手し難そうなタイトルが揃えてあって感動する。
最近かな~り読んで見たかった『The Great Indian Middle Class』(Pavan K. Varma पवन क. वर्मा 著、Penguin Books India)を発見したので即購入。
日本のアマゾンにも一応あるけど、中古でアホみたく高くなってるのしかない状態が続いていたので、ホントこの本屋に来てよかった~と思った。)
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by ek-japani | 2005-09-09 08:10 | 映画


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