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by ek-japani
एक जापानी
ایک جاپانی
デーヴァナーガリーで顔文字?
自分は顔文字使う習慣はありませぬが、ネット上で不特定多数のいろんな人が、あれだけの種類をよく考案し続けてるものだと思う。
もはや某掲示板の枠をはるかに超えて、日本語のネット空間に横溢してますがな・・・。


そもそものきっかけは、こないだ何の因果か、ウィキペディア日本語版の顔文字(と英語版のEmoticon)の項を見たことにはじまる・・・。

それによって、日本式(ホントに?一応他にも同じ2バイト文字である中国語&韓国語のネット空間でも使うらしいが・・・。)だと顔文字でも、半角文字と全角文字の2系統あるというのもわかった、世間の顔文字の普及ぶりからすると今更ながらの話だが・・・。


さらに驚きなのが、1バイト文字の欧文(ラテン文字系統を筆頭に、キリル文字・ギリシャ文字とか;あとバイト数だけならアラビア文字&ヘブライ文字も、方向逆になるけど)のネット空間では、なぜか首を左に傾げて見ないといけない(そんな事ない?)ような横倒し式の顔文字が発達しとるらしい・・・。

日本人からすると、なんで??わざわざ横倒しで??という気もする。非漢字文化圏のひとにとって、日本語とかの縦書きが奇妙に見えたりするのと同じようなもんだろうか?
とりあえず、文字&記述伝統の違いや戯画的スタイルでの表情の認識感覚の違いと、最初にコンピューターで考え付いた人の個人的な発想の違いというふうに仮定して無理やり落ち着けとこう・・・。


で、本題です。

デーヴァナーガリーで顔文字?_c0072728_975476.jpg最近インド人のヒンディー語ブログを見てると気付くのが、本文やコメントの文末に欧文式の顔文字(←みたいなやつ)を使ってることが多々ある。
デーヴァナーガリーで顔文字?_c0072728_98594.jpgう~ん、これはいかん。(いかんってことも無いんだが・・・、日本人として見てて何かアレな印象なので。)
まぁヒンディー語(+その他インド系諸語)の文字も、欧文同様に“左→右”に読む&書く方式なので、欧文式な顔文字を使おうが好き勝手にしていいんだけど・・・。
ちなみに、こういう→某メッセンジャーの顔文字(?)を使ってるのもよく見かける。

しか~し、ヒンディー語は(WindowsXPとUnicodeフォントのおかげで格段に普及したとはいえ)ネット空間の記述言語としては未だ日が浅く、規模もまだまだ小さい。それでもインド系諸語の中では多分トップ、もしくはタミル語の次くらいだろうけど。(むしろデーヴァナーガリー文字を基準にしたら、マラーティー&ネパーリーとかも加わるのでダントツ1位だろう。)

そんな発展途上なヒンディー語のネット空間における“非言語コミュニュケーション記号”(って大仰に書いてみたが、顔文字とかのことね)は、誰かが仕掛けて記述方式を整備する余地が今でも残されてるのではないだろうか!!

まぁ、欧文方式に慣れたインド人が使う横倒し顔文字に対抗して、日本語非対応の環境でも表示可能な(といっても、文字コード次第では十分崩れる可能性アリだけど)半角の日本式顔文字をヒンディー語のネット空間にそこはかとなく書き散らして、それをマネする輩が出てくるかどうか試すのもいい(誰か自分に代わりやってくださらんかね??)だろうが、もっとおもしろくイジる可能性はないでしょうか?とも思う。

つまり、デーヴァナーガリー文字&半角記号で顔文字作れんものか・・・??とゆう話ですな。

とゆーわけで、そのうち(いつになるか知らんが)誰かインド人に先越される前に既成事実としてネット上に記録を残しておくため、拙いながらも試作してみた・・・。
(त_त)  普通
(प.प)  普通
(ब,ब)  軽く驚き
(च.च)  右に流し目;疑わしい気分
(ट_ट)  呆然
(म"म)  怒り;眉間に皺
(व*व)  額にビンディー 
(ढ,ढ)  軽く驚き;右向き
(ऍ,ऍ)  涙目
(णAण)  呆れ顔
(ठैдठै)  脱帽
バリエーションや表情が乏しくなるのは文字の形として限界もあるのでしょうがない・・・、かな??デーヴァナーガリー文字には上に横棒が付くので、せいぜい“眼”の部分に使うのしか思いつかないけど、あとは普通に記号とかで、“クチ”の部分のヴァリエーションや顔の横に“手”をつけるとかのオマケでいくらか応用できるでしょう。
そのうち誰か進化させるかもしれんし、あとは任せます。(自分には顔文字的な創造力は無いようです・・・。)

あ、でも表情の識別やその意味内容も、文化の文脈が違ってくると変化するって場合も多々あるだろうから、こっちが意図したように認識してくれんかも・・・。それじゃコミュニュケーション破綻?
by ek-japani | 2006-01-29 09:31 | 考察


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