Sahara系列の“FILMY”というチャンネルを昨日観ていたら、『Prateeksha प्रतीक्षा』という映画が放送されていた。
何となく映像の雰囲気からわりと新しめの作品と推測できた。そのうえ、最初のタイトルロールを見ると、主演はジミー・シェールギル जिमी शेरगिल とディヤー・ミルザー दिया मिर्ज़ा とのこと。 ふとした瞬間、あれ?こんな作品いつ公開されてたんだろう??と思い、CMの合間にIMDb で検索かけたが作品名で登録無し、もちろん主演2人それぞれの出演作品一覧にも名前は見つからなかった。 やっとIndiaFM のほうで発見したが、何かおかしなことに、いまだ「Post-Production / Ready for Release」の状態と表示されている。もしやこれって・・・、なんとか完成には漕ぎ着けたが配給元が見つからず、ついには劇場公開がこけてしまったのか??? (そんで、製作会社のSahara One が、せめてフィルムが徒労&完全損失にならないために同系列のテレビチャンネルで初公開した、というわけなんかな。) いや~、こういうのってよくある事なんですかな。撮影段階で資金不足のため制作中止とかなら耳にする事もままあるけど。(また、脚本や企画の段階なら通常数多くの作品が人知れず消えてゆくものなんだろうが。) この「劇場不公開」については、なんとも主演の2人、どちらもトップスターの地位に向けて未だ微妙な位置を漂ってるだけに、なんかよけいに不憫というか何というか・・・。 では、何で劇場公開は実現しなかったのか??? ヒンディー語映画の世界でそれなりの知名度を既に獲得している主演の2人に加え、他にも俳優の有名どころではアヌパム・ケール अनुपम खेर も出演してるし、バース・チャタルジー बासु चटर्जी 監督も長年のキャリアを持つベテランらしいし、なぜテレビでの「初公開」に? その理由を個人的に予想するに・・・、この作品が残念ながら「フロップ認定間違いなし」な出来だったから、としか思えない(のわりには最後まできっちり観てしまったが・・・)。 1961年公開の『Saptapadi』というベンガル語映画のリメイクで、もともとはベンガル語の小説が原作になっているらしい。 ストーリーとしては至極単純で、医学生の2人が最初反発しあいながらも互いの愛情にある時気付き、ついに結婚まで誓うが宗教の違いがもとで互いの父親が対立、あえなく別離の後卒業して数年後再会、そして双方の親の理解も得てハッピーエンド、という感じだった。 最初は主人公キシャンが医者として働く村落のシーンから始まり、そこにある日リヤーが運転するジープがやって来る。リヤーは酒に酔っていたため軽い事故を起こし、その手当てをキシャーンがするうちに場面はいったん2人の学生時代の回想シーンへ。終盤で再び現在に戻るという流れをたどっていた。 まず何と言っても、昨年かそこらの時期に撮影されたとは思えないぐらい、映画のスタイルが「古臭い」感じに見えた。監督が70歳以上で高齢な上に、10数年ぶりに「復帰」して撮った作品なせいか、俳優以外を見ると90年代頃の映画かと誤解しそうな雰囲気がそこかしこ漂っている。前述のストーリーの筋書きもだが、他にも特に挙げるとすれば踊り&歌シーンの振り付けと音楽がなんか「古臭い」うえに、カメラワークも全然動きがなくて退屈だった。 主演2人の演技も、劇場公開されずに残念!という程の演技でも無い(むしろ劇場公開されてたほうがキャリアにマイナス?)ので、まぁファンの間で後々話題になる「幻の作品」化していけばよいのでは・・・。 ちなみにジミー・シェールギル、『Munna Bhai M.B.B.S.』で見たときは、末期ガンを宣告されて絶望している幸薄そうな青年の役での顔色悪そうな「メイク」がよく似合ってると思ったもんだが、わりといつも不健康そうな顔(特に眼の周り)に見えるのが何か気になる・・・。 そう自分が勝手に思ってるだけ?それともただ顔色悪く見えるタイプの顔なのか? (しかも今回本名が「ジャスジート जसजीत」と知って、何でまたジミー?な気分。本名の方がもっと売れそうな名前の気もするが・・・。) ※写真:BBC Hindi (फ़िल्म 'उमर' का प्रीमियर)より ・・・しょうもない話題で引き伸ばしましたが、今回はこれで。 ではでは~。
by ek-japani
| 2006-05-14 14:34
| 衛星放送
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दर्द भी तेरे काम आएगा غم کو اپنے ساتھ میں لے لے درد بھی تیرے کام آئے گا
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