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by ek-japani
एक जापानी
ایک جاپانی
シャフラーム・ナーゼリーの来日公演
なんだか柄にも無く、昨晩こういうコンサートに行ってみた・・・。

シャフラーム・ナーゼリーの来日公演_c0072728_16145225.jpg
第22回<東京の夏>音楽祭2006
 大地の歌・街角の音楽



<クルドの歌声>
巨匠ナーゼリー、
クルドの『シャー・ナーメ(王書)』を歌う


○出演(カタカナ表記はプログラム等記載のものを参照、アラビア文字表記はここを参照。)
 ・シャフラーム・ナーゼリー شهرام ناظری (歌)
 ・アリーレザー・フェイゼバシープール علی رضا فیض بشی پور (タンブール تنبورタール تار ・編曲)
 ・アフガー・ナヴィード نويد افقه (トンバク تنبك)
 ・ホセイン・レザーイーニアー حسين رضايي نيا (ダフ دف)

※もう1名他にもアンサンブルのメンバーとして予定されてたが、手首骨折のため来日ならず。
 ・シェルヴィーン・シーリーンバク・モハージェル شروین شیرینبک مهاجر (カマーンチェ کمانچه)


○演目(7/26)
・第1部: クルドの『シャーナーメ شاهنامه 』
      (ヤーレスターン یارستان に伝わるイラン歴史譚)
       ~休憩15分~
・第2部: ルーミー رومی の神秘主義詩(マスナヴィー مثنوی またはガザル غزل
       クルドの民族音楽

※演目は少し変更があったようで、当日配られた案内によると以上の通りだった。チラシなどで予告されてた演目のうち、ニザーミー نظامی の恋愛詩『ライラとマジュヌーン ليلي و مجنون 』のほうは何か知らんがやらない事にしたようだ。

ちなみに最後のアンコールにも応えてくれたのだが、知り合いによると彼の一番有名な曲を披露したらしい。どうりで歌の開口一番、会場のイラン人オーディエンスから興奮の声が上がったわけだ。


どんな音楽家なのかあまりよく知らないまま、なんとなく知り合いに誘われてついて行った、という感じだったのだが・・・、う~ん、何かすごかったです。特にやはりあの声が。
一緒に言った知り合いも、イランではとても公演のチケットが手に入らないので、一生のうちに生演奏を聴けてホント幸せだと感激しておりました・・・。いやはや、良かった良かった。

ということで、会場で販売されてたCDは言うまでも無く衝動買い・・・。


ところで、公演を聴いてる最中にふと思ったのだけど、イラン方面の伝統音楽とインド方面のそれとを大まかに比較した場合、どこがどう共通してて、逆にどこがどう異なっているのだろうか?

基本的な音楽の知識もないので、いろいろと趣味として個人的に聴いてきた中での漠然とした印象では、いくつかの種類の楽器や歌の発声方法とか、共通する点も何となく少なからずある気がするのだが。(もちろん、両地域の間の歴史的な繋がりとかを前提として想定した上で、そう思い込もうとしてる部分もあるのかもしれないが・・・。)
また、何が違うのか自分が漠然と思う範囲では、リズムというか基本的な拍子のとりかた、その中で強勢を置くタイミングなんかが違うせいで印象が正反対に変わってくるのかなぁ、という程度の予想しかできんので、いつか誰かからレクチャーでも受けたい感じです。


で、何でこんな疑問についてタラタラ書き綴ったかというと、こういう古典音楽の段階における各国・地域間の差異が、ポップミュージック・大衆音楽全盛の現代において各国の国産音楽市場におけるリスナー側の嗜好やアーティスト側の曲スタイルの違いとなってどこまで反映されるのだろうか?とかなんとかそんな事が前々から何となく気になってるので・・・。

要するに、歌われてる言葉以前にリズムやメロディーなどで察知できてしまう、何となく「インドっぽい」とか「アラブっぽい」とか、(もちろん、全部が全部ワンパターンに「いかにも」な曲ばかりではないだろうが、多くの曲の中に典型として見出せるような)あの漠然とした「・・・っぽい音」たちの正体とそれらの分かれ目はいったい何なのだろうか?という話なのですが・・・。

なんか自分でもようわからん話になってきたので、もうここまで・・・。
by ek-japani | 2006-07-27 16:32 | 音楽


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