प्रशान्त तामाङ 『धन्यवाद』
半年ほど前ちょっとだけ注目したインディアンアイドル第三期、あれから結局優勝したのはプロサント・タマン(プラシャーント・ターマーン) प्रशान्त तामाङ だったようですな、今更な話題ですが・・・。

実力で勝ちとったのか、組織票のおかげなのか、いろいろ意見はあるのでしょうが、個人的にはやっぱりインド国内外から膨大な数のネパーリー票を獲得したことが一番の要因なのではないかと。(というか、歌唱力がどうとかいう話よりも、なんだかアイデンティティー・ポリティクスな状況のほうが現象として面白いし。)

ちなみに、ネパールの放送局による同種のアイドルオーディション番組「Nepali Tara नेपाली तारा」は、ネパール国内の視聴者の関心までもインディアンアイドルのほうに奪われてしまったとか。


c0072728_3155712.jpg地元ダージリンだけでなく、ネパール各地にも凱旋したらこんな感じで大騒ぎになったみたいですな。何だかどこまで「インディアン」アイドルなのか不明な感じもしますが、元から番組上「ヒンディー語話者」なのが前提条件な「インド」の定義なので、まぁこれでOKなんでしょうか。
次回のインディアン・アイドル4もどんどん「イロモノ」な参加者が出てきてくれると、個人的には嬉しいのですが。

そんなわけで、昨年12月に出たデビューアルバム『Dhanyavad धन्यवाद』を聴いてみました。
1.  Zindagi Pehle Kabhi ज़िंदगी पहले कभी
2.  Deewana दीवाना
3.  Chain Aur Sukoon चैन और सुकून
4.  Dekha Hai Aise Bhi देखा है ऐसे भी
5.  Musu Musu मुसु मुसु
6.  Hoga Tumse Pyara Kaun होगा तुमसे प्यारा कौन
7.  Bir Gorkhali बीर गोर्खाली
8.  Nepali Ho नेपाली हो
9.  Hijo Samma हिजो सम्मा
10. Zindagi Pehle Kabhie . Video Edit
11. Zindagi Pehle Kabhi . Winning Performance

1曲目は、もとからインディアンアイドル3の勝者のデビュー曲として作られたらしく、決勝では勝ち残った2人がそれぞれ歌ったようです。ビデオクリップを見ると、本(前?)職の警察官の制服姿でも登場してます。(いくら歌の才能を見出した理解ある上官だからって、少なくとも部下が勤務中?に制服着たまま楽器練習してるのを注意せんのはなぁ~、いくら何でもフリーダム過ぎでは・・・。)

5曲目は、1999年のヒンディー語映画『Pyaar Mein Kabhi Kabhi』でヒットした割と有名な?映画ソングのカバー。さらにその原曲は70年代に「ヒマラヤン・バンド」が発表したネパール語の曲らしい(どーりでカトマンドゥやダージリンのイベント会場やレストランでやたら演奏されてたわけですな)。

後半7~9曲目はネパール語歌詞のカバー曲が収録されているのが、このアルバムで興味深いところ。7曲目「Bir Gorkhali」はダージリン出身のロックバンド"Mantra"によるグルカ兵賛歌のカバー。8曲目「Nepali Ho」は、ネパールの"1974 AD"というバンドの、応援歌というかプライドソングというか、とにかく「ネパール人万歳!」な雰囲気の歌詞の曲。そんで9曲目「Hijo Samma」はダージリン出身ロックバンド"the Reincarnation"による2003年ヒット曲のカバー。

※原曲はそれぞれこんな感じ:#7#8#9



ダージリンも含めた西ベンガルとか、ネパールとかロックミュージックが何だか盛んなようですな。パキスタンもそうかもしれませんが、ボリウッドの求心力によって地域独自の映画音楽産業の発展が阻害されている「辺境」でこそ、その隙間を縫ってロックミュージックが地域の音楽シーンにおいて一定の地位を確立している状況というのは興味深いですな。(まぁ、欧米ツーリストの流入とか、軍事政権の存在とか、その他の地域固有の政治・社会状況も考慮せんといけんのでしょうが、とりあえずここでは個人的な憶測までに。)
[PR]
by ek-japani | 2008-01-17 00:28 | 音楽


<< 旅するヒンディー語 ざ・ねーむせーく >>