カテゴリ:食( 17 )
断食の後にケンタッキー・・・
とりあえず季節ネタとして、こんなの見つけた・・・。

パーキスターンのケンタッキーフライドチキンでは、断食月のラマザーン(もとのアラビア語の音に近くカナ表記するなら“ラマーン”)にかこつけて、こんなセットまで組んでるらしい。


c0072728_1832512.jpg
All You Can Eat

Rs. 350 /-
(Inclusive of all taxes)

Only at Iftar!
*From Iftar till 7:30 p.m. & Dine-in-only
(Zinger, Chicken, Fries, Drinks & Arabian Rice)

個人的に気になるのが“Zinger” Burger。
・・・ってこれ、具体的に何バーガーなのだろうか?


まぁラマザーン期間中は食事(特に晩飯)も豪勢になるし、こういう期間限定セット自体は別に珍しくも無いんだろうけど・・・。ケンタッキーというとこに何か違和感が・・・。

だって、ケンタッキーに行くような層の人々って、みんなちゃんと日中断食しとるんかい??
もしや中には断食しとらん客が(大多数?)いるのを見越して、あえて“イフタールセット”みたいな名前はつけなかったのかな???


ちなみに↓は最近知り合いや家族にきかれる事があったので、ついでに3連発でちなんでおきます。

※ちなみに“Iftar”(افطار イフタール)とは、イスラーム太陰暦(ヒジュラ هِجرة 暦)第9月のラマザーン رمضان 月の期間に毎日行われる日中の断食( روزہ ウルドゥー読みではローザー/ペルシア語読みではルーゼ、アラビア語では صوم サウム、もしくは صیام スィヤーム、など地域によりいろいろ)を終えて、最初(一日は日没から始まるので)の食事を取る事をさす。

※さらにちなむと、その時に取る食事をウルドゥー語やペルシア語では افطاری (イフターリー/エフターリー)、早朝日の出前の未だ暗い時間 سحر に取る食事を سحری (セへリー/サフリー)。
アラビア語では語根活用?させて、それぞれ فطور (ファトゥール)と سحور (スフール)というらしい。

※さらに(×2)ちなむと、一日の断食が日中行われる時間は厳密には日の出~日没ではなく、日の出よりさらに前の未だうす暗~い時刻に、白い糸と黒い糸がかっきり見分けられる程度明るくなってから開始して、日が暮れた後もう少し時間が経って同じように白い糸と黒い糸が見分けられなくなるほど十分に暗くなってから終了である。
根拠となっているのは聖典クルアーン قرآن 、雌牛章 سورة البقرة の第187節、この部分らしい。
((また自糸と黒糸の見分けられる黎明になるまで食べて飲め。その後は日暮れまで斎戒を全うしなさい。))
 (日本語注訳部分は『日亜対訳注解聖クラーン』/発行;日本ムスリム協会、より)
[PR]
by ek-japani | 2005-10-26 06:32 |
“Falafel Garden”
先日京都に行ったとき、偶然こんなお店を発見したので報告。


c0072728_752637.jpg
Falafel Garden
ファラーフェル ガーデン

京都市左京区田中下柳町3-16

※出町柳駅(叡山鉄道)の改札前から、百万遍の交差点へ抜ける小道を少し入って行き、田中郵便局&サンクスが見えたら道を挟んだはす向かいにある。

ピタパンを使った中東風ファーストフードといえば、東京のほうではワゴン屋台の活躍もあって、圧倒的にドネルケバブ Döner Kabap が幅を利かせているけど、(自分が知る限り)ファラーフェルは珍しい気がする。

お店は古い町屋の作りで細長く、奥には中庭(料理用のハーブも栽培してるようだ。)があって、なかなか開放感ある雰囲気。
働いてるのはイスラエリーのお兄さん2人、厨房仕切ってる方の人にイスラエル מדינת ישראל دولة إسرائيل のどこか出身を尋ねたら、単に「キブツ」とだけ。もはやそれ以上は尋ねなかったけど、それ地名ちゃうやんけ~???じゃあどこら辺にあるキブツ קיבוץ で育ったのかな~??と疑問が残った。

始めて1年くらい経ってるという事で、けっこうランチ時にお客も来てたし、けっこう店の経営も軌道に乗ってるようだ。京都大学の近くでこういうの好きそうな学生も多いだろうし、東山地区は京都市で一番外国人居住者が多いそうなので、立地が繁華街では無くてもやっていけてるわけなのかな。


○1回目はファラーフェルとホンムスのピタサンドを、それぞれ一個づつテイクアウトした。

ファラーフェル פלאפל فلافل (エジプトではターメイヤ طعمية と言うそうな)は、ヒヨコ豆かソラ豆を潰して丸めて、油で揚げた料理。(何か調べたら起源はインド亜大陸と書いてあったのでビックリ。) 食べるのは初めてだけど、けっこう食べがいがあっておいしい。ホンムス חומוס حمّص も家で作ったのよりかおいしい気がした。やはりピタパン פיתה خبز と一緒なのが一番合うのかなぁ。
ドネルケバブと違って肉は使ってないので、食べた後もそんなに胃にドシっとこないと思う。


○2回目はランチセット(キッシュとライス・サラダ・コーヒー)をお店で食べた。

ランチのセットで食べたキッシュ quiche קישואים (イスラエルではパシュティダー “pashtida פשטידת ” とも言うみたいだけど、ヘブライ語?それともイディッシュ語とかなんかな?)、その日はブロッコリー入りのでけっこーおいしかった。ライスも玄米入りで健康的な感じを醸し出していた。ランチのセットではキッシュの代わりにチキンの料理も選べる。乳製品(この場合キッシュで使うクリーム)と肉類を一緒に食べないユダヤ教 יהדות のカシュルート כשרות (食事規定)に従うと、両方一緒に食べるのは駄目だけど。(まぁもともと厨房が一緒なので、厳格なコーシェル כשר では無いんだろうなぁ・・・。)

ただ値段(850¥)のわりには・・・、という気もしたので、やはりピタパンサンドを食べるのが無難なのかも。それなりにバランスよく食事できて、まぁおいしいんだけど。


おまけに・・・、ネットで調べてる最中に発見したのが↓このプログラム、イスラエルのゲームマニアな若者3人が作成したらしい。まぁ暇つぶしにどうぞ。


プレイヤーの自分がファラーフェル屋になり、客を待たせず怒らせず素早くピタパンに中身をトッピングし渡していくというゲーム。しょうもない~っと思いつつ30分くらい熱中してしまった。
ハエが出てきたり、容赦なく辛抱のないお兄さんとかが来たりして、なんかコミカルだが現実の店もこんな毎日なのかなぁと思わせられた・・・。
[PR]
by ek-japani | 2005-10-05 07:15 |
日本マクドナルドでもマンゴーシェイク
c0072728_524624.jpg『Lahore Diary』のkoidelahore氏の情報により存在を知ってからというもの、日本での販売を密かに期待していたモノがとうとう・・・。


もう販売開始してからけっこ~経っているけど、自分は昨日テレビでCMを見て今更ながらやっと気がついた。

パーキスターンのマックでは驚異的に売れとるらしい(から日本のマックでも早々と導入されたのだろうか・・・)けど、日本ではどうなんだろうか・・・。
しかも100円マックの販売戦略の中で、肝心の味はいかに“マンゴー”な感じになっているのか気になる・・・。

※8月12日追記:ためしに飲んでみました。値段の割にはマンゴーな感じでした。
・・・ちなみに最近の暑さのせい(って事にこの際しておくとして・・・)かネタが見つからず、ふと気がついたら3週間くらい経ってしまいました、うむぅ・・・。
[PR]
by ek-japani | 2005-08-09 05:33 |
“McArabia” が気になる
Koidelahore氏の『Lahore Diary』、6月25日の記事“シャワールマ”よりTB。

パーキスターンのマクドナルドでは《McArabia》なるメニューがあるらしい・・・。
(ところで「マクドナルド」を略して言う時に、関東で「マック」 / 関西で「マクド」、と違ってたりするみたいだけど、アレって境目はどこら辺なのだろうか・・・? )

上記の記事中の写真に写っている《McArabia》の包装を見ると、“بالخبز العربي =アラブのホブズ(パン)で” と書いてあるのが見える。

先週国際ブックフェアへ一緒に行ったアラビア語マニアの友人が以前カイロ القاهرة に長らくいたので、エジプトのマクドナルドにも《McArabia》があるか尋ねてみた。カイロにいた時に自分で食べた事は無いが、確かにメニューの中にあったそうだ。

もう1人、イスタンブル İstambul に行っていたトルコ語マニアの友人にも尋ねてみたが、本人曰く「まずくて高いだけ」のマクドナルドでは全く食事しなかったらしく不明。
(しかしトルコのマクドナルドの公式サイトで《MacTurco》という、同じような商品らしきモノを発見。)

やはり最初に中東地域のマクドナルドで開発・販売してみたらヒットしたからパーキスターンのマクドナルドでも、という流れなのだろうか。だとしたら、いつか日本のマクドナルドでも・・・?

しかし“100¥マック”路線のマクドナルドよりも、モスバーガー(内輪で言う時は必ず“モスバルガル मॉस बर्गर”!) のほうがエスニック・テイストをメニューの商品に取り入れているという点では進んでいると思うので、そのうち“モス・カバブサンド”な~んて感じの商品を発売しないだろうか。
最近あちこちでよく見かける“ドネルケバブ dönel kebap”屋台ワゴン(やはりこぞって真似し始めてるのか急速に数が増えてる気が・・・)のおかげで、けっこ~認知度は急激に上がってると思うので、全く可能性が無いわけではないかも。まぁ意外にも、日本でもう少しさらに知名度が低いと思しき“シャーワルマ شاورمة”のほうが元ネタとして紹介されるのも良いかもしれない。
(でもどちらにせよ考えてみると、強烈な視覚的インパクトを与える、あの回る肉の塊!が店頭にないとダメなのかな・・・。)

※何故モスバーガーが突然出てきたかというと、以前モスでバーガーを作ったりしていた事があったので・・・。ちなみに全く関係無いが・・・、毎年夏に発売する《ナンドッグ》のナーン नान نان 、縦でなく横向きにコロッケを挟むと冬発売の《フォッカッチャ》に不思議と名前が早変わり・・・これはいかに?


・・・何かハンバーガー・マニアっぽく思われそうだが、基本的には実際に食す事に関心があるわけではなくて(モスで働いてた時に毎回自分で作ってたので、今さら金を払って食べるというのも何かアレな感じだし・・・)、むしろ「文化のグロー‘カ’ル化」の一事例としてのファーストフードのメニューがいろいろと気になる・・・。

 * * * * * *
c0072728_805651.jpg実はこういう本をこないだ読んだのがきっかけ・・・

『マクドナルドはグローバルか』
― 東アジアのファーストフード


  編: ジェームズ・ワトソン
  訳: 前川啓治・竹内惠行・岡部曜子

グローバル化=アメリカ化だという主張において、“CocaCola”“Nike”と並んで槍玉によく挙げられるのが“McDonal’s”である。
たしかに店内の衛生基準やカウンター先払い方式、メニューの内容など、いろいろとフランチャイズ認可を出すアメリカのマクドナルドが各国マクドナルドの経営者に順守させる規則は多くあり、それが一見どこの国のマクドナルドでも同じ雰囲気の店で同じ味を提供する、というような規格化・画一化されたイメージを自他共に作り上げているのは事実である。(この本の文章中では《脱国籍性》と表現されている。)
またそれが新しくフランチャイズ展開した国で、現地の社会や人々の考え方に少なからず影響を与えてきたのも事実である。(店員のスマイル接客やセルフサービスのシステムへの適応など)

しかしその一方で、現在世界中にフランチャイズで展開しているマクドナルドは国・地域ごとに独立している企業であり、よってある程度の柔軟さで現地社会の習慣・独自の需要に対してメニューや店員の対応の仕方などを変化させ、自らの側からも出店先=ローカルの状況に適応させているという状況も存在する。(同じくこの本の中では《現地化》と表現されている。)
また仮に生産・提供する側が均質なモノを広めるにせよ、その均質なモノが持つ意味は消費する側の人々の立場(地域・階層・理念など)によって当然ながら千差万別である。なので「文化」が伝播する過程において均質化と同時に差異化も行われ、常に様々な「違い」が生産され続ける。
(例えば有名な話だが、同じマクドナルドでも日本では「格安のジャンクフード」で金の無い学生の溜まり場&そんなイメージだが、インドなどでは逆にある程度裕福な層が集まる割と高価な食事として存在している。)
 * * * * * *


上述の該当記事の中でKoidelahore氏はパキスタンのマクドナルドのメニュー展開に対して、
“・・・(※中略)・・・しかしシャワールマもいいが、やっぱりチキン・ロール・パラーターだ。マクドナルドも、ローカルなDesiメニューをもっと増やすべきだと思う。マック・ロールパラーターとか、どうだ。
との事である。
やはり現地の裕福な客層はあまりデーシー(देशी دیشی 、もしくはデースィー देसी دیسی ;「現地の、国産の」といった意味)志向なモノをマクドナルドには求めていないのか、それとも現地フランチャイズ企業の方針によるものなのか、気になる・・・。


ともあれパラーター पराठा پراٹھا のロールは自分も大好き(コルカタでハマった時はパニール・ティッカー・ロール पनीर तिक्का रोल を毎日・・・。)なので、この提案には個人的に首を横振りで大賛成!

c0072728_814529.jpg・・・ちなみに料理人の渡辺 玲氏も*“一時期本気で「ロール屋」の日本開業を考えたくらいハマった” そうだ。
確かに最近流行のワゴン屋台とかでやったらかな~り売れそうな気も・・・。もしも実際にあるとしたら、そっちの方がカレーの屋台よりか個人的には食べたい気がする。インド料理屋とかで出してるという話も聞いたことないし・・・。

*4月に発売された季刊『旅行人』春号:特集《アジア・カレー大全》で渡辺氏御自身が担当執筆なさった記事《インドカレー地図》;コルカタの項(29 p.)より
[PR]
by ek-japani | 2005-07-17 08:23 |
東ハトの新作スナック 『ガラムマサラ』
月曜日にコンビニでこんなのを発見した・・・。
c0072728_6111117.jpg
熱く絡みあう伝説のスパイシースナック

ガラムマサラ

※個人的には“ガラムマサーラー गरम मसाला گرم مصالح ” と書きたい。


日本で97年夏に渋谷のシネマライズで公開(高校生の時見に行ったら、すんごく館内混んでて床で座って見た記憶が・・・)され、大ヒットを飛ばしたタミル語映画『Muthu முத்து』;邦題『ムトゥ 踊るマハラジャ』。
この映画とのコラボレーションという事もあってパッケージもこんならしい。
やはりあれが日本人に残したインパクトはまだまだ大きいのか、こんなお菓子にまでなるとは・・・。

割と1袋が小さ目のパッケージなのもあって、値段を見ると100円くらいで買える。
ふと気が付くとレジまで持っていっていた・・・。
※あとで調べたらその日に販売開始したばかりの新商品だったらしい。

真ん中の写真もさることながら、袋の上下の端には最近よく見かける、デーヴァナーガリー देवनागरी 文字風にシローレーカー शिरोरेखा 付きのフォントで“GARAM MASALA”と書いてある。

裏面に記載されている原材料表示を見ると、長々と本当にたくさんの香辛料類が記載されている。
(以下の商品概要は東ハトのHPより)
 * * * * * * * * * * * * * * *

<商品概要>
 ◆ガラムマサラ

○名称: スナック菓子

○商品原料: 澱粉、植物油脂、小麦粉、トレハロース、ポークペースト、食塩、コショウ、クミン、ヨーグルト、砂糖、オニオンパウダー、粉末ソース、ブドウ糖、デキストリン、乳糖、トウモロコシ、メース、ガーリック、蛋白加水分解物、チキンパウダー、キャロットエキスパウダー、コリアンダー、ウコン、トウガラシ、クローブ、チキンエキスパウダー、カルダモン、オニオンエキスパウダー、酵母エキスパウダー、キャベツパウダー、シナモン、メッチ、フェンネル、パプリカ、粉末醤油、ナツメグ、キャラウェイ、オールスパイス、ローレル、ジンジャー、脱脂粉乳、アニス、陳皮、スターアニス、セージ、山椒、タイム、ディール、ココア、サボリ、マジョラム、オレガノ、セロリー、大豆、バジル、タラゴン、マスタード、ローズマリー、乳化剤、調味料(アミノ酸等)、香料、キシロース、香辛料抽出物、酸味料、カラメル色素、酸化防止剤(ビタミンE)、

○栄養分析: たんぱく質 1.9g   炭水化物 39.4g
         脂質 10.3g  ナトリウム 723.8mg(食塩相当量 1.9g)
         (1袋当りエネルギー 約258.3kcal)

○賞味期限: 製造日より180日

○価格: オープン価格<予想小売価格100円前後>

○内容量: 55g
       パッケージサイズ 195×140×30
       ケース入数 12×2入り

○発売日: 平成17年7月11日(全国CVS先行)

○発売地域: 全国

○商品特徴: インド伝来のミックススパイス「ガラムマサラ」を使った、スパイシースナック。
         マサラ・ムービー「ムトゥ踊るマハラジャ」とのコラボで、
         印象的なパッケージ が実現しました。

 * * * * * * * * * * * * * * * 
最初は記載されている香辛料の種類(別のとこには42種類とある。)に圧倒されるけど、よくよく名前を見るとインド料理ではあまりお目にかからないようなスパイス(タイム、マジョラム、オレガノ、バジル、ローズマリーなど)もちらほらと。

食べてみるとなかなか後を引く味で、唐辛子 मिर्च の鋭い辛さではなくクミン ज़ीरा やコリアンダー धनिया 、胡椒 काली मिर्च とかの辛さがバランス良く漂っている。(あんまり好きな言い方でもないけど、こういうの好きな人が「スパイシー」とか「マサラ風味」と形容しそうな感じの味。)ビールのつまみとかにいいかも。

既にしばらくハマりそうな気配である・・・。
(普段はスナック菓子なんてあまり食べないんだが・・・。)


でも・・・気になるのが上に抜粋した商品原料のリスト中、傍線をつけた“ポークペースト”と“チキンパウダー”の記述。
まぁ純粋不殺生ヴェジ शुद्ध शाकाहारी 仕様ではない(“オニオンパウダー”と“ガーリック”など根菜が含まれている)のはこの際しょうがないとしても、せっかく植物油を使っているのだから完全にヴェジ仕様を目指したらもっと面白かっただろうに。(最低限“ビーフペースト”とかじゃないくらいの配慮はしてあるのだろうが。)

c0072728_614517.jpg特に“ポークペースト”はちょっと・・・、具体的にどんなモノなのか判らないが豚なのは明らかだろう。菜食だろうがハラールだろうが、異国の地でもきちっと守る人はしっかり気にして避けるし、そうでもない人は最悪知らなかったふりして気にせず食べてしまうのかも知れんけど・・・、日本在住の南アジア系の人(特にムスリム)がもしも間違って買ってしまい、さらには苦情が来たりとかの事態は起こらんでしょうか。

それとも商品の包装も味付けも在住南アジア系の人々には全然アピールせず、みんなハラール食品店で売ってる“BIKAJI”のナムキーン नमकीन نمکین (写真;右→)とかの方がやはり口に合うからと、まったく誰も買わんだろうか・・・。


しかし卒論を書いた時に担当の先生にも少し指摘された事だったが、日本人の消費者向けに翻訳・解釈され作り出された「エスニック」商品がニセモノで、ハラール食品店で輸入販売され日本に居留している「文化ネイティヴ」によって消費される「エスニック」商品だけがホンモノ、とかいう事を言いたいわけではない。 

ただ日本で「エスニック」なイメージを付加価値にして様々な商品が開発・販売されるとしても、実際にその中で「エスニック」とされる地域から日本に在住している人々はその商品のために想定される消費主体から排除され、一方的なイメージだけが日本人の購買層によって消費されている現状がある。(もちろん日本だけに限った話ではないが。)
所詮は日本に滞在する「外国人」が最近増えているといっても、依然として労働力としてのみ見られているだけで、消費の主体としてはまだまだ日本の経済からは認識されていないのだろう。

c0072728_6145066.jpg

※最近こういう本を読んでいるので、こんなことを考えてみたわけで・・・。

 『Shopping for Identity』 Marilyn Halter 著

移民の消費動態を出身コミュニティー別に調査するマーケティングがアメリカでは本格的に’70代頃から盛んに行われているらしい。
日本もそういう時代がくるのだろうか・・・。

こういう商品が出るのは個人的にインド・マニア心がくすぐられるようで楽しいのだが、同時に少しさめた感じで見ると、あまりにコテコテな、一般の日本人がイメージするような「これぞインド~!!」というのモノが商品化され、イメージが再生産される事に対してあれこれ考えてしまう。(この商品みたく確信犯的に「面白ければまぁ多少の誇張は許して」みたいな雰囲気でも、何か気になってしまう・・・。)


・・・とはいえ、この夏のインド・マニアな人々の話題をさらう事間違いなし、と勝手に断言。
この記事を読み終わったら即コンビニへ行き、脇目も振らずにスナックの棚を確認だ!!
[PR]
by ek-japani | 2005-07-14 07:25 |
豆ブーム
何となく豆を食べたくなった。。。


自分の家では母親がいつも自分専用に玄米&大豆(などその他無数の豆・穀類)のご飯を炊いて、禅寺のような食生活を独りで実践しているので豆は欠かせません。

しかし自分が最近食べたくなったのはチャナー豆(चना چنا:ヒヨコ豆)とかマスール豆(मसूर مسور:レンズ豆)とかナントカかんとか。

例の大久保フジストア(配置換えしてた!少し雑多な感じが無くなって寂しい。)で、棚を眺めていた時に積まれてた様々な種類の豆の袋が眼にとまったのがキッカケである。

c0072728_6293679.jpg

最初むしろ気になったのは中身よりもむしろ袋のほう。

今までは大手Ambika Japanの“Uttam”ブランドのやつだったけど、いつの間にか一部商品を独自ルートで輸入してオリジナルの包装で販売しているのに今更ながら気がついた。
c0072728_6301527.jpg


ちゃんと袋の裏面にはフジストアの住所やHPのURLなども記載されてるし、お店のオリジナル商品の包装としては完璧である。
c0072728_6304835.jpg

ちなみに輸出元はラージャスターン州のジャイプル जयपुर にある会社らしい。

しかも“Keep Tokyo clean”が何とも言えぬ雰囲気を出してるような・・・。
(こんな豆が入った袋を街中でポイ捨てする人が一体どこかにおるのだろうか・・・。)

それから豆で何か料理をしてみようかと、しばらく棚の前で考えた末にホンモス(حمّص:アラブ料理で付け合せに出てくるヒヨコ豆ペースト)を何となく食べたいと思ったのでヒヨコ豆を1袋購入。

久しぶりにダール दाल دال も作ろうかと思いレンズ豆もついでに1袋。ムーング豆(मूँग مونگ:Toor豆?和名は何だったか忘れた。)の方にしようかとも思ったけど、あまり自分で使った事が無かったので今回はレンズ豆に決めた。


その結果はこんな感じ・・・。

c0072728_6311620.jpg
ホンモスは少し味が薄くなってしまったけど、まぁ薄い分には後でいくらでも調整できるので。
※さらっとしてると写真に撮った時にノッペリしてよくわかんないかも知れんと思い、この写真のは水で粘度を調整してないので少し固め。クミン(ज़ीरा زیرہ)が家で切らしてたので残念。おろしニンニクとレモン汁も食べる前に入れていろいろ味のバランスを調整してみたり。

問題はレシピを勘違いして、水で戻す前にカップで測ったので豆が多過ぎに。ついでにそのままホンモスも作りすぎてしまった、うひょ。(即座に知り合いおすそ分け作戦で消費に成功。あんまり日持ちするもんでもないだろうし早めに・・・。)


c0072728_6313578.jpg
ダールにもクミンが無いうえに、ちょっと今回参考にしてみたレシピ(← ムーング豆を使うことになってるが、レンズ豆で作ってみた。)がニンニク(लहसुन لہسن)&タマネギ(प्याज़ پیاز)を使わないものだったので少しモノ足りない感じも。でもギー(घी گھی)とそれで最初に少し炒めたショウガ(अदरक ادرک)の香りが効いてて、こういうもんなのかなという思い込みも・・・。


・・・豆もまだまだ大量に余ってるけど、まぁすぐ腐るものでもないし。自分が使わんでも母親が消費するかも知らんし。
気楽に豆ブームはまだ続く予定・・・。
[PR]
by ek-japani | 2005-06-25 07:02 |
大久保の富士ストア
以前からチョクチョク買い物に行くことが多い大久保のハラール(हलाल حلال)食品店
(自分が知ってるだけでも3つぐらい店が密集している。激戦区?なのか?)

その中の一つにビルマ人ムスリムの若い夫婦の方々が経営している店がある。
c0072728_5294165.jpg
富士ストア(Fuji Store)
〒169-0073 新宿区百人町2-9-15 ライオンマンション2階
久しぶりに買い物に行ってみたら、店のHPが存在してた事を店の主人から聞いた。
しかもネット通販も始めたらしい。うむむ、なかなか現代的な事業展開の仕方である。
(そういえば以前からレジの奥でPCをいじってる姿をよく見かけた気もする・・・)

HPを見ると今年3月22日からネット販売を始めたようだ。今まで電車代を少し節約のため新宿駅から歩いて行っていたが、そんな事もせんで買い物できると思うと少し嬉しいような気も。
※でも送料無料にしてもらうには合計1万円以上(30Kg以下)の買い物をしなきゃならないし、合計1万円以下の金額の買い物なら送料800円(1箱)かかるようなので、やっぱり自分の家からだったら都心に出たついでに直接店に足を運んだが安上がりなのかも・・・。


それでも最近は家の近くにハラール食品店があると便利だろうなと思う。

このまえ大久保で冷凍の骨付きマトンを買ったら、家まで1時間以上かかるので着く頃には容赦なく自然解凍された肉から血がたくさん垂れていた。(もちろんビニールで梱包されてるので袋から血が漏れ出ることはないから、大丈夫といえばそうなのだが。)
時間がかかるのも何だが、バースマティー(बासमती باسمتی)の米袋などを買う時に運ぶのがさらにアレである。(そんなに頻繁に買うわけでもないし、買うとしてもせいぜい1Kgくらいの量だから大した事ないと思えばそれまでの話なんだが。)

既にひっそりとハラール食品店が近くで営業してないものか、自分が知らないうちに実は近所のマンションの1室とかで。今度駅前にあるインド料理屋の店員さんにでもちょっと尋ねてみようか・・・。
[PR]
by ek-japani | 2005-06-04 02:53 |