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約90年前のヒンディー語
ここのニュース経由で今さらながら知ったのですが、シカゴ大学ウェブサイトの南アジア電子資料館にて公開されてる「インド言語学調査」の音声データがなかなか面白いですね。約90年前レコードに録音されたヒンディー語(は全体のうち僅かですが)やらを聴いたりしてしばし没入。
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あと、歴史学者のシャーヒド・アミーン(独立運動を中央から主導したガンディーや国民会議派に対する、地方村落部の民衆の行為主体性を描き出した論文「Gandhi as Mahatma」などサバルタン研究で有名)が解説文を寄せていますが、これもなかなか興味深かったです。
この植民地政府による言語学調査が行われた背景や目的、時期・規模、工程などについて概説してくれていますが、なかでもデジタル化公開の意義について述べている最後の部分が印象的。(以下引用同ウェブサイトより;太字強調は自分)
[....] Grierson, who did not ask the Government of India to deposit a single set in an Indian library, or Risley, the senior functionary of the Raj, who in 1903 laid it down as official statement that ‘as the GoI is not aware that there is any newspaper which is competent to review the volumes of the Linguistic Survey, the Government have decided not to distribute copies in this country for this purpose’ [....]
・・・と、あからさまな植民地主義的「知の収奪」もいいところですが・・・、というか何だかケチな話ですね。なので、つまりは、
The massive Linguistic Survey of India was meant for the functionaries of the colonial state and scholars in England, Europe, and USA, not for Indians in India.
・・・という過去の反省の上にウェブ公開は行われているようです。

もちろんタイムパスにちょっと利用して・・・もいいんですよね???
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by ek-japani | 2010-11-06 15:38 | 言語
なんて誰特?な名称変更
今さらながらの話かもしれませんが、パキスタンの北西辺境州の名称が今年4月から公式変更されて、Khyber Pakhtunkhwa 州になってたんですね。

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このような公式名称の現地語への変更っていうと、すでに前例も多々あるインドにおいては、国家内部におけるローカル・アイデンティティーの結晶化やそれに推進されたネーティヴィズム的主張の高まりが近年の政治的潮流の一つとなって久しく、特段目新しくもない現象でありますが、パキスタンのほうでのケースは聞いたことがなかったので、その点で今回の改名における政治的・社会的背景などに興味を引かれるところです。やはり「植民地主義の残滓との(今更ながらの)離別」などが建前になっているのでしょうか。

・・・で、それはさておき今回の本題。変更後の名称については、
「よりにもよってカタカナ表記が面倒そうな・・・」
というのが第一印象。とくに昨今の洪水被害の報道で「カイバル・パクトゥンクワ」(英語表記だけをもとにしたら無難なところではありますが)とカタカナ表記を見ると余計にそんなこと思います。



最も大きな難点は、英語表記の綴りにおいて「kh」が用いられてる三カ所(①khybar Pa②khtun③khwa)の子音部分でしょう。

とくに②は、在地言語の間でも表記(というかその規定要因である音素)が異なるので、かな~りやっかいかと。
ウルドゥー語では①③と同じく「خ」ですが、パシュトー語において「ښ」という独特な文字が用いられている点からも窺えるように、これは言語的アインデンティーにおける重要な地位を占める固有の音素であり、今回の名称変更を推進した人々からするとかなり譲れない部分なのかも(と、勝手な推測ですが)。

そのような事情に配慮するならば、ウルドゥー語の表記に準じてハ行で「パ--トゥ」とするのは不適切かも。また、パシュトー語については無知蒙昧なのですが、「ښ」の音価については方言差もあるようなので、最近の日本語における慣用(「パシュトゥーン人」「パシュトー語」など)も考慮して「パ-シュ-トゥ」とするほうが収まりよいかも???

他方で、①③の部分はウルドゥー語やパシュトー語でもともに「خ」。パキスタン国内の在地言語における「خ」の音価は、無声軟口蓋摩擦音が標準的であり、言語間・地域間の偏差もほぼ無いものと想定して話を進めますが、「خ」のカナ表記について日本語での慣用をどう考慮するかという問題にぶちあたりますな。

一般的にウルドゥー語イストはハ行を宛てる傾向にありますが、①の音節が含まれる地名については「カイバル峠」という呼称&表記が日本語において広く流布しているので、この新名称の前半部分を「ハイバル・・・」とするのは(研究者などの専門的な文脈はさておき)マスコミなどで忌避される可能性が高そうです。
ただしそうなると、同じく「خ」の文字が用いられる③のほうも統一しなければならないような気になってくるので、「クワ」とせざるえなくなりますが、これには何だか個人的にかな~り抵抗感が・・・。


あと、母音の長短区別についての問題がもちろん残りますが、これは前述の子音をめぐる問題にくらべたら些末な点でしょう。
ただ、現地語の表記においていずれも「خوا」と語末にアリフが入ってるけど、何やらパシュトー語に特徴的な音節っぽいので機械的に「-ワー」と表記してしまってよいのか、この点だけは大いに気になるところですが。黙字扱いの語末の「ه」みたいに、最後に字引きをつけないほうが字面として収まりよさそうな感じもしますし、どうなんでしょうね。


ということで、とりあえず自分は「ハイバル・パシュトゥーンフワ州」とでもしとこうかと・・・。少なくとも英語表記からの無骨なカナ表記(前述の「カイバル・パクトゥンクワ」とか)よりはマシでしょうか。

でも、かつての「北西辺境州」やら「ノースウェストフロンティア」やら「サルハド」やらのほうが口に出して言うのでも書くのでもやっぱり断然ラクだったのでは・・・・。まぁ他の国内3州と並べると浮いてる感ありまくりだし、そこに住んでる人を無視したような名称は変えたかったのだろう事情も理解できますが。
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by ek-japani | 2010-08-28 12:30 | 言語
グーグルの中の人の?サフラン色な思惑?
そういえば先月からグーグル翻訳にウルドゥー語も追加されてたんですね。
(ちなみに白状しておくと、以下の今回ネタ元はすべてここです。)

まだ試用段階なので、他の言語に比べて(といってもあくまで機械翻訳なのでどこも五十歩百歩でしょうが)翻訳の精度や訳語の蓄積はまだまだこれからといった段階なのでしょうが、インドのヒンディー語話者などにとってみたら、純粋な翻訳機能以外の使い道も期待されているようです。

とくにウェブサイト上の入力欄にローマ字で打ち込むとアラビア文字へ自動転写される機能は、気軽にウルドゥー語的単語のアラビア文字表記を確認できて便利なようです。また、たとえアラビア文字での表記法自体を全く知らないようなヒンディー語話者にとっても、ウェブ上のウルドゥー語文章を一部なり全体なりをコピペしてヒンディー語に翻訳させるような場合、単純にデーヴァナーガリー(やローマ字)に転写されて出力されるだけで十分に用足りるので、今後の翻訳精度向上はさておき、当座のところその利便性にそこそこ注目が集まっているようです。


ところが何かの陰謀なのでしょうか、以下のように一部の地名のウルドゥー語→ヒンディー語翻訳において、かなり政治的にきわどい翻訳ミスがあるようです・・・。

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کراچی (カラーチー) → भारत (インド)
افغانستان (アフガニスタン) → भारत (インド)
انڈیا (インディア) → भारत और पड़ौस (インドおよび近隣国
پاکستان (パキスタン) → भारत (インド)

自分が他にもいくつか試した限りでは、ペシャーワルが「ペーシェーワル」になってしまうくらいしか地名の「翻訳ミス」は見あたりませんでしたが、もしかしたらさらに重大なミスがあるのかも???


というか、本来はアラビア文字→デーヴァナーガリーの翻字だけで十分なはずが何故こうなってしまうのか考えると、誰かの確信犯(←本来の意味での)的作為をそこはかとなく感じなくもないです。まぁこれはこれでネタとして面白いので結構ですが。グーグルの中の人には、大インド主義なサフランカラーのも混じっていたということなのでしょうか・・・。
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by ek-japani | 2010-06-12 22:54 | 言語
モーディーは多言語マニア?
ナレーンドラ・モーディーの公式ウェブサイト、さり気なく多言語マニアっぷりがちょっと激しいんですが・・・。

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このモーディー氏、自身の所属するBJPが国政レベルの最大野党としての新たな独自性や方針が見いだせないまま党内の仲間割れなどで迷走しているのを横目に、自分はグジャラート州首相の地位に2001年10月から現在まで約8年間つき続け、3期目継続中の現在も自分の州内では好調な経済成長を背景に高い支持率を維持している一方で、最早アードヴァーニー爺さんがすっかり過去の人となり若干丸くなった感の強いBJPの中ではとくにタカ派の支持層から人気が高いといわれ、そのうえ2002年に州内で大規模な暴動が起きた際には暴徒を意図的に放置(ないし扇動)し対立政党の政治家を殺害したという疑惑でかなり真っ黒でもあります。

そんな清濁併せ呑んだような輝かしい政治経歴の、とくに「濁」の部分にちょっと一般人ならどん引きしちゃいそうな雰囲気のモーディー氏ですが、ふとした拍子に彼の公式サイトを見たらびっくり。ユニコードの普及によってインド系多言語に対応したウェブ環境が整って久しい昨今、今さら在地言語への切り替えがあっても別に驚きもしませんが、このサイトの場合は画面の右上端に並んでいる切り替え可能言語が多すぎ!!
左から、
English / ગુજરાતી (グジャラーティー) / हिन्दी (ヒンディー) / संस्‍कृतम् (サンスクリット) / मराठी (マラーティー)
と並んでおりますが・・・・、なっ、なにゆえサンスクリットまで???

いくらサング・パリワール傘下の諸団体の活動において様々な面でサンスクリット回帰志向な教理が通底しているとはいえ、これはいくらなんでも言語マニア過ぎなのでは。おそらく、実際に情報アクセス上サンスクリットでの内容を必要としている人がいるかどうかとは全く関係無しに、ほとんど支持者や閲覧者に向けたお飾りくらいの位置づけでおまけとして作成してあるんでしょうが、にしてもこんなの他に見たことないんですが・・・。


でもって、さらにビックリなのが彼の公式ブログ

ブログなのに?同じ記事がわざわざ多言語で切り替えて読めるようになってます。上から順に、
English / ગુજરાતી (グジャラーティー語) / हिन्दी (ヒンディー語) / मराठी (マラーティー語) / ਪੰਜਾਬੀ (パンジャービー語) / বাংলা (ベンガル語) / ଓଡ଼ିଶା (オリヤー語) / తేలుగు (テルグ語) / தமில (タミル語)

まあ最初にたぶん英語で書かれたブログ記事をもとに各言語のできる担当者がそれぞれ翻訳したものを掲載しているのでしょうが、まぁそれにしたってブログまで毎回こんなに多言語展開する手間をかけるほど全国的な支持者の規模拡大を視野に入れているわけなんでしょうか。

別に彼を政治的に支持するわけではない(というかインドの参政権も無いし)のですが、このウェブサイトの多言語展開の徹底っぷりには思わず脱帽。(ठैдठै)



ちなみに、現在若手政治家の旗頭のラーフル・ガーンディーの場合、彼個人名義のインターネット上での広報媒体として活用しているのが、独自ドメインでのウェブサイトやブログではなく、代わってSNSサイトのフェイスブックである点が印象的です。
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重要な支持基盤の若者世代に対してより効果的にアピールでき、より自発的で積極的な政治参加も促すことができそうな媒体を選ぶあたりが、政治家の側でも世代の移り変わりを感じさせますな。

まぁ技術革新や世代交代によって政治風土が刷新されて今までの問題点も改善されるのかといえば、インドに限らずどこの国でもそうそう上手いこと簡単に事は運ばないだろうと思いますが。



***

・・・・久しぶりの更新なので、ついでにもう少し。

そういえば先月は一回も更新してなかったんですねー、またもや&今さらだけど時間経過の早さに少しビックリ。近頃世間で大流行のツイッターやってるわけでもないので、とくに他で発散してるわけではないのですが、とくに書くネタも無かったり、思いついても少し文章にまとめようと思ってるうちに話題の鮮度やら書く気力やらが霧散していってしまったりで時が過ぎてしまいました。

その点ではツイッターの気軽さに分がありますな。でもその反面、ツイッターの功罪というか、あちこちの個人ブログでこの頃更新頻度が極端に落ちたと思ったらツイッターに重点移してるって場合もやたら増えてきた気がしますし。かといって自分が今さら流行のツイッターにまで手を広げたらここをますます放置してしまいそうなので困りものですが。

なので骨子だけ取り入れて、つぶやき風に断片的に、細々とした短い内容でもここにどんどん書きこむようにしてみようか、・・・・と思ったらここ数ヶ月でいくつかそんな記事が既に・・・。(णAण)
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by ek-japani | 2010-04-05 07:28 | 言語
Hindi Urdu Flagship
最近こんなの見つけました。
The Hindi Urdu Flagship is an undergraduate program at the University of Texas at Austin designed for students who wish to achieve advanced professional proficiency in Hindi and Urdu while majoring in a wide variety of programs, including Business, Communications, Engineering, and Liberal Arts.

この言語教育プログラムの設立趣旨としては、様々な分野(とくに国際援助活動の医療現場など)において実用的な言語運用能力を備えた人材の育成にあるようです。まぁ実際はボリウッド好きの学生が字幕無しで映画を見たいからとか、在米南アジア系移民2~3世の学生が自身の言語能力をブラッシュアップしたいからとか受講生の動機・目的は千差万別かと思われますが。


それはさておき、ウェブサイトの内容がけっこー豊富です。

ルパート・スネル教授(英語で現在出版されているものの中ではおそらく最も広く用いられているヒンディー語教本『Teach yourself Hindi』の著者)が古巣のロンドン大学から移籍してきて教鞭を執っているだけあって、彼が著作権を持っている絶版書籍『Hindi and Urdu Since 1800: A Common Reader』(1990年、共著Christopher Shackle)がまるまる一冊分PDFファイルの形で公開されているほか、多数のヒンディー語教材・教本がオープンリソースとして提供されてます。

また、ポッドキャスト配信してる「Hindi: A Spoken Thesaurus」では、スネル氏本人が共演の女性ネイティヴ話者に次々と質問していく形式で、各回特定のテーマに沿った一連の語彙の用法や細かいニュアンスの違いについて説明してくれており、基礎語彙の理解にけっこー役立ちそうな内容となってはおります。
しかしながら、いかんせん会話が全てヒンディー語で行われる上にわりと自然な速度で交わされるため、どちらかというと、一通り基礎的な文法を理解し、耳で聴く分にも慣れてきたが、いざ何かを言おうとする段になって「なかなか丁度良い語彙が出てこない」、もしくは「用法や細かいニュアンスの違いが掴めず、ときどき不自然な言葉遣いになってしまう」ような段階の学習者が念頭に置かれているのでしょうか。少なくとも、扱われている語彙から一見して想像される単純さとは裏腹に、あまり初学者向けとは言えなさそうな内容です。

その他では、動画ファイルを用いた「Hamaarii Bolii」というコンテンツがわりと興味深かったです。カメラの前で様々なネイティヴ話者が一人ずつ登場し、いくつか文法トピックについて説明したり、電話や初対面の自己紹介など日常生活で用いられる具体的な言い回しについて時に演技をまじえながら教えてくれてます。講師など関係者以外にも、インド在住の一般人の、地域や年齢・性別、社会背景などの面である程度の多様性を組み込んだネイティヴ話者が揃えられており、それぞれがこれまでの人生を通じて体得・理解してきた言語規範に照らし合わせつつ思いつくままに回答してくれてます。もちろん、「普通は・・・・と言う、~~とは言わない」といった回答にとどまることも多く、必ずしも(学習者にとって有り難い)深く込み入った説明をしてくれるわけでもなく、また大して目新しくもない話のほうが圧倒的に多かったのですが、それでもいくつか特筆すべきことも。
たとえば「アープ・・・ホー」についてのトピックでは、標準文法の範疇からは決して正しいと言えないない「誤用」がネイティヴ話者の間で多く散見される理由について何人かが説明しています。多くがヒンディー語内部での地域偏差や近隣言語(とくにパンジャービー語)の影響を指摘してますが、さらにそれを踏まえたうえで、あえて「間違える」ことにより特別なニュアンスを付加する場合など(なんだか無駄に?)細かい点まで教えてくれてたり(これ)。あと、「ナマステー/ナマスカールの違い」のトピックも興味深かったです(とくにこれとか)。
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by ek-japani | 2009-12-22 15:10 | 言語
音声ガイド
フラフラしてた時の話の続きになりますが、こういうとこに一瞬だけ立ち寄りました。
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・・・で、ここまで来たら当然ここも見ていくのが世の常。自分もそれに従いました。
有名な場所なので展示物については記しませんが、音声ガイドについてだけ少し。


朗読を吉永小百合さんがなさっているという事で当初日本語版を借りるつもりだったのが、何故か気がついたらヒンディー語版を頼んでしまっていました・・・。(多言語展開されているものはついつい意味無く試したくなってしまうもので。)

そして、音声ガイドの再生機を借りたらヒンディー語の案内書きが貰えました。
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こういう博物館の展示でヒンディー語の音声ガイドがあるのって、インド国外ではもしやここだけでは?そういえば核保有国の(連邦)公用語でしたもんね、その実際の地位はともかく。この博物館でヒンディー語の案内が準備されるのは当然といえば当然ですかな。

正直言うと、インドのプリンス・オブ・ウェールズ博物館とかメヘランガル城砦で日本語版音声ガイドを発見した時みたく、個人的に「うひょ!」ときました。


朗読している男性の発音や声の調子も聴き取りやすく、読まれる文章も「難易な言い回しはしないが適度に公的な響き」のヒンディー語という感じでした。

特に印象的だったのが、犠牲者の遺品を前に生前の持ち主について語る場面で「~さん」と日本語の敬称が使われていたところ。日本語能力の如何を問わず、日本在住のヒンディー語話者が日本語以外の会話でも「~さん」を「~ジー」に代わって使うケースって割りと多いような気はするけど、まさかこんな場面で遭遇するとは思ってませんでしたな。
やはり「~さん」が日本語で日常的に用いられる敬称だってのが広く知られているはずという前提で翻訳を担当した方が訳したのか、それとも各言語でも「~さん」(ママ)とするように指示があったのか、少し気になるところです。

・・・そのほか特に変な部分など無かったのですが、あえてツッコミを入れるなら言い澱み?言い詰まり?ちょこっと言い直してゴマカシ気味な部分もありました。聴いてて少し和みます。もう少しバレにくいようにその部分だけ編集し直したい気分になりました。


この音声ガイド以外にも、ボタンを押すと多言語での説明がテレビモニターに表示される文字ガイドがフロア各所に設置されていました。これもヒンディー語版の説明があったので当然一通りイジり倒してきました。
こちらも音声ガイドと同じ感じの訳文で特に問題は無さそうでした。数箇所のタイプミス(「-ध्द-」とか)と、文字が所々つぶれかけてたり不明瞭だったり(おそらくフォントで出力したものを画像として読み込んだものを表示しているため)の2点は改善されなくても誰も気にしないだろうなぁと思いつつ、個人的に気になったので書き残しときます。


おまけ、ついでに貰ったウルドゥー語版のはこんな感じでした。「جوہری بم」って言うんですね。
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by ek-japani | 2007-03-15 02:35 | 言語
iTunes でヒンディー語を学ぶ?
最近こんなん発見しました・・・。

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Learn Hindi from Bollywood Movies

声の録音が少し音質悪くて聴き取り難い面もありますが、懐かしの映画のワンシーンから(明らかに「実用的」ではなさそうなだが)「もしかしたら役に立つかも」なフレーズをいろいろ英語解説付きで毎週紹介してくれています。
(※ポッドキャスティングの登録は iTunes 、もしくは上記リンクの配信元サイトで)

しかし、配信している人物が名前からして南インド系っぽいのは少し気になるといえば気になる・・・。
なにゆえこのようなことを始めるに至ったのでしょうか?
いや、もちろんアイデア的に面白いからそんな事はどうでもいいといえばどうでもいいのですが、はい・・・。
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by ek-japani | 2006-11-25 02:39 | 言語
おもしろデーヴァナーガリー文字フォント
最近インド政府の通信情報技術省によって無料配布?されているフォント(ユニコード対応)を発見したので、早速インストールしてみた・・・。

とりあえず以下のような感じ。
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いままでヒンディー語用で使うフォントといったら、自分のパソには"Mangal"と"Arial Unicode MS"(一番上の2種類)しか入ってなかったので、これらのちょっと風変わりなフォントもいろいろ使えるってのは嬉しいですな。

そういうわけで、ではでは~。
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by ek-japani | 2006-07-16 02:11 | 言語
パソコンとヒンディー語についてアレコレ・・・
今回はPCとヒンディー語についてダラダラ書き綴ろうかと・・・。


***

つい最近、ウィンドウズXPでヒンディー語を使えるようにするための設定方法を、アルカカットさんが『これでインディア』(身毒企画:ヒンディー語入力の方法)で公開なさってるのを見た。かな~り懇切丁寧に説明がなされてるので、これさえ見ればPC初心者だろうが誰でも(自分でやる気さえあれば)すぐに設定できることだろう。

それに触発され、上記の『これでインディア』の内容に少し付け加えて自分がお勧めしたいのが、このスクリーンキーボード機能。
※以下「ヒンディー語」キーボードの場合(「ヒンディー語 トラディショナル」ではない方のやつ)
 ① 平常時
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 ② Shift キー押しながら
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 ③ 左右の Alt キーを同時押し
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※起動させ方は、XPでは左下の「スタート」 → 「コントロールパネル」 → 「ユーザー補助のオプション」 → 左側「関連項目」欄のなか(「拡大鏡」の下)
または、「スタート」 → 「検索」 → 「ファイルとフォルダ全て」 → 「スクリーンキボード」で検索

まとまった量の長文をヒンディー語で打ち込む場合には、Indic IMEがアルファベットのフォネティックで入力できて圧倒的に便利なのだが、唯一の不満はこのブログを書くときみたくエクスプローラー上では使えない点だ。しかも単語をいくつか挿入したい程度なら、Indic IME使わず(つまり、一度ワードとかで入力して、コピペする手間かけず)に入力するのがラクな場合も多々ある。そしたら「でもキー配置はどうなってるの???」って時なんかによいのでは。
他にも、アラビア語-ペルシア語-ウルドゥー語なんかで、同じ文字のキー位置が微妙に違ってたりするアラビア文字系統を入力する場合も便利かと・・・。
(というか、こんな機能は今更のこと???そりゃ失礼。)


***
で、例にもよって話はダラダラと続きます・・・。

少し過去を振り返ってみると、PCでヒンディー語を使える環境はほんの5~6年前までと比べて飛躍的に整備されたなぁと今更ながら感動。(まぁMac はもっと以前から多言語対応だったらしいけど・・・。)

OSがウィンドウズ98の時はBBC Hindi ですら専用フォントをダウンロードしなければ見れないかったし・・・・。(まぁ一部の専用ソフト&フォントを使えば自由に入力&プリント出力とかできたんだろうけど。)
その次の2000(一般ユーザー向けでは無かったけど)は“一応”多言語対応という事で、ヒンディー語やタミル語 தமிழ் とかインド系文字の言語もいくつか入力できたけど・・・。実際は問題だらけで、本来子音字の左側に来るはずの短母音「イ」の母音字記号(ヒンディー語;ि)や子音字の両側を挟むはずの母音字記号(タミル語;ொ 、など)が全て子音字の右側にきたり、母音字記号や接合文字の後には2~3文字分のスペースが空いて単語を綴れんかったりして、とにかく実用に耐えなかった。
※たしかこんな感じだったはず; मे हं दी, रा जनी त ि, रा ष्ट्री  य

それがXPになって改善されてて、OSをアップグレードした時には感動した覚えも。
加えて、そのように一般ユーザーの間で個々のPC上の多言語対応環境が整備されていったのと同時に、ユニコード規格による多言語対応フォントのおかげで、ネット上でそれらの言語での情報の共有化が進んだのも大きな進歩だ。これもひとえにマイクロソフト社に多数いるインド人エンジニアのおかげ、まぁ海外のヒンディー語マニアにまで恩恵を与えるとは思ってもいなかっただろうけど。

具体的にヒンディー語マニアに何の恩恵があったのかというと、
 ①文字や音声の形式による最新の情報がヒンディー語で手に入る。(学習教材)
 ②人名や地名など固有名詞の綴りや、ヒンディー語化した英単語の綴りとその文法上の性を手軽にググって確認できる。(辞書機能)
 ③ヒンディー語を使って情報を発信することも(無駄な暇さえあれば)できる。(実用機会)
・・・無理やり強引に挙げれば、まぁこんな感じでしょうか。


でも、ネット上での「多言語」環境の実現といっても現実の世界の政治経済力がそこはかとなく反映されてるのが、おもしろいといえばまたおもしろい。
例えば、インド系諸語ではヒンディー語とタミル語のサイトがたくさんできてきた一方で、オリヤー ଓଡ଼ିଆ 語なんか文字はユニコードの表の中にコードがちゃんと割り振られているのに、XPに入力ロケールが標準装備されてない。またスリランカのシンハラ語とかは文字がまだユニコードに含まれていない。などなど・・・。

またインターネットの利点である「情報の共有化」という利便性の観点からは、ネット上の公用語である英語(HTMLとかプログラミングで使用される言語なのと、世界中の人が最大公約数的に理解できる言語って意味で)に情報が集約する一方で、正反対に「広く共有されない」情報、正確には「より狭い範囲で共有される」情報の価値も同時に高まっているのでは。そして、その境目は個人レベルの志向・趣味・信条・専門知識なども想定しうるが、やはり言語の違いが一番大きいだろう。
その「より狭い範囲で共有される」言語での情報への志向が特に強まるのは、インドなどの場合個人のブログではないだろうか。
・・・何か以前にもこういうのあったなぁ、と思ったら案の定、昨年3月にも同じような事(「ヒンディー語ブログについて考察」)書いてたのであとは省略。そっちを参照してくだされ~。


とりあえず無理やり結論つけると、OSがXPの人はせっかくの多言語対応環境を利用しない手は無いのでは??ということですな。
読めないなりに異国の文字に触れて遊ぶ良い機会かと・・・、まぁ先日のデーヴァナーガリー顔文字みたく暇つぶしには良いかと・・・。


***
さらに話はずれてゆきますが・・・

実はユニコードにも少し問題があるようだ。
ヒンディー語などの結合文字では、印刷の異体字みたくPCブラウザー上での表示のしかたが何通りかある。
例えば「श्व シュワ」 (※どれも व, ि, श, ्, व, ा, स が順番に並んでいる。 )
विश्वास = #2357;#2367;#2358;#2381;#2357;#2366;#2360;#32;

विश्‍वास = #2357;#2367;#2358;#2381;#8205;#2357;#2366;#2360;#32;

विश‍्वास = #2357;#2367;#2358;#8205;#2381;#2357;#2366;#2360;#32;
ほかにも、
व्यक्‍ति = व्यक्ति
प्राप्‍त = प्राप्त
भगवद्‍गीता = भगवद्गीता
普通にキーボードで入力すると強制的に結合文字になるので、PCによって勝手に文字の形が違ってくる事はまずないと予測される。だからといって問題無いかといえばそうでもなく、一番最後の「バガヴァドギーター」みたく、多くのサンスクリット起源の単語では結合させずにハル हल् 記号(् )のついた語形で綴らなければいけない場合も多々ある。そういう場合には、上のような文字コードで入力しわける必要あったり、それがブラウザーによっては意図したように表示されない可能性もあったりと、面倒な話がつきまとう。


また、上の場合の違いはグーグル検索には反映されないようだが、さらに厄介なのが見た目に同じで異なる検索結果が出る場合である。

以下のこれら2つ並んだ同じ文字は、左側がキーボードから1文字で入力し、右側はいったんヌクタ नुक़्ता (左下の点:़ )なしの基本の文字を入力した後でヌクタを入力している(つまり、実際は2文字)。
फ़ vs फ़ - फ़ारसीफ़ारसी
क़ vs क़ - क़ानूनक़ानून
ख़ vs ख़ - ख़ासख़ास
ग़ vs ग़ - ग़लतग़लत
ज़ vs ज़ - ज़िन्दाज़िन्दा
ड़ vs ड़ - गाड़ीगाड़ी
ढ़ vs ढ़ - पढ़ेंपढ़ें
これらの文字はどちらも見た目に全く同じである。だが、それぞれの文字を使った単語を同じ綴りグーグル検索した場合、その検索結果のヒット数&内容に両者の違いが歴然と反映されてくる。(詳細は個々の単語につけたリンクを参照のこと。)


この原因はユニコードの文字の割り当てにある。

以下はデーヴァナーガリー文字のユニコードにおける文字コードの割り当てを示す表である。
(英語版ウィぺディア【Devanāgarī】より)
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※ピンク色の部分の文字を入力した場合が前者、水色の部分の文字に青の部分の文字を加えて入力した場合が後者になる。

そもそもピンク色の部分の文字に独立した文字コードを割り振ってしまった点に問題がある。コード番号の割り振りの時に、おそらくヒンディー語を理解しない人がこのような事態を想定せずに決定した事が原因だと思われる。


自分みたいに、ウィンドウズの入力ロケールにあるキーボードから入力する人は、おそらく後者の方式になる場合が多いのでは。上のスクリーンショット③のAlt キー同時押しでやれば、前者の方式の文字を入力できなくも無いが、それはけっこう面倒だし・・・。ただ、ネット上で公開されてるキーボードソフトとか使う人の場合はもしかしたら前者の方式で入力する事が多い可能性もある。

さらに、インドの印刷物のように、ヌクタなどお構いなしに省略して(もしくは打ち忘れて)表記してある場合も合わせると、特定の単語によっては検索しても目当ての情報にたどり着けない可能性も高まってくる。
他の多くの言語で導入されてるような、単語の表記の揺れ(見た目に同じだがデータ上異なる場合も含む)を考慮した検索システムが導入される必要がある。

※ネタ元
 ブラウザー表示:http://hindini.com/ravi/?p=108
 検索結果の違い:http://community.livejournal.com/google_hindi/1008.html


・・・・という問題もあるらしい、というヒンディー語マニアな話でした・・・。

ではでは~。
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by ek-japani | 2006-02-09 08:46 | 言語
Brastel Smart Phonecard
国際電話会社“ブラステル(Brastel)”のサイトを偶然見つけた。

多言語対応サイトなところに容赦なく心惹かれる。うひょ~。

例えば・・・。
日本語
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24時間均一おトクな国際電話料金

ヒンディー語
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लाभदायक और २४ घंटे समान दरों मे अंतरर्राष्ट्रीय कॉल्स
※おそらく入力ミス
× मे → ○ में
× अंतरर्राष्ट्रीय → ○ अंतरराष्ट्रीय もしくは अंतर्राष्ट्रीय


こんな感じに各言語ごとのページで、国際電話カードの使用法(料金払い込みや電話のかけ方など)がいろいろと説明されている。


電話をかける先の地域別通話料金の善し悪しとかはわからんけど、ともかく多言語サポートで在住外国人の顧客を幅広く獲得していこうという方針なのだろう。
いままでハラール食品店で買い物した時に貰う黄色いビニール袋とか、あちこちのレストランに置いてある電話カードのパックとかで存在を知っていたけど・・・。池袋駅のとこにも割と大きな宣伝を以前見かけたし、やはり着実に販売規模を伸ばしてるのかな。

もし国際電話かけたいけど、家に固定の電話は無いし、携帯からは後で料金請求見るのが怖いし、近くには国際通話OKの公衆電話も無いし、ってな場合なんか良いのかな??
何となく国内通話の料金も全て込み(携帯でも固定でも)ってのが良さそうな感じがした。
まぁ自分は使った事無いし、これからそうそう使う事も無いと思うので何とも言えないけど・・・。
(というか自分も含めて、大多数のネイティヴ日本人にはあまり縁が無い品なんだろうな~、とりあえず今の所は。)
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by ek-japani | 2005-10-16 08:01 | 言語