<   2005年 11月 ( 4 )   > この月の画像一覧
アドナーン人形!?
現在デリーで開催中のIndia International Trade Fair 2005(भारतीय अंतरराष्ट्रीय व्यापार मेला ;11月14日~27日@プラガティ・マェダーン प्रगति मैदान) のニュースを、たった今ちらっとSAHARA NCRで見たのだけど・・・。

何と!アドナーン・サミー अदनान समी ख़ान の人形が(どこのブースかわからなかったけど)展示・販売されているらしい!!
しかも一つはカウボーイの衣装で“Lift Karadey”のポーズをしてた!!!(でもあんま似てない、というか実物より痩せてる。)

あぁ・・・、もし現在デリーにいたらアドナーン人形を入手しに今すぐ会場にかけつけたかも、多分自分でアホだと思いながら。
う~む、何となく衝動買い(まだしてないけど)な気分で欲しい気がする・・・。
というか・・・、もしやこれから市場にも出回る予定(もしくはもう既に?)なのか!!
[PR]
by ek-japani | 2005-11-23 05:12 | 衛星放送
語劇を見てきた・・・。
土曜に外語祭でヒンディー語&ウルドゥー語の劇を見てきた・・・。


今年はヒンディー&ウルドゥー両専攻が結託して、基本的に一つの専攻語につき1枠90分の時間枠を連続して使えるように登録して、通算3時間の時間枠を確保したようだ。
その時間内に4つの劇が行われた。最初の30分づつでヒンディー語専攻とウルドゥー語専攻の2年生がそれぞれ、その後1時間は大阪外語大ヒンディー語劇団、最後の1時間で東京外語ウルドゥー語劇団、という感じ。
だけど、毎年の事ながら当日開始前の準備の際などに予想外な事がおきたりで、それ以前に行われた他の時間枠の劇からだんだんと少しづつ遅れが溜まってきてたのだろう、時間がずれ込みまくってた・・・。まぁそれもありでしょう、観客もそういうの慣れてるだろうし・・・と思いつつ、久しぶりに会う知り合い何人かと話したりして幕間を過ごした。


○ 「PYAAR KA CHAKKAR, URF FORMULA 420 प्यार का चक्कर, उर्फ़ फ़ॉम्युला ४२०」
  オリジナル作品
  日本語副題:「愛のマサラ~恋のお味はスパイシー」

この劇のシナリオを、知り合いの在学生さんが一から練り上げたというので見たかったのだけど、何だかんだ遅れて4時過ぎに駆けつけたので見れなかった。無念。シェークスピアの「真夏の夜の夢」をパロディーにした喜劇だったらしい。


○ 「SHAHI GHAR MASTIYAAN شاہی گھر مستیاں」
  Dr. Muhammad Yunus Bat 作
  日本語副題:「乱 嵐 爛♪~サリーム王子がやってきた!の巻~」

劇が上演されている講義棟の大ホールに着いた時にはかろうじて終盤頃だった。
映画『ムガレ・アーザム』のパロディー??な感じの喜劇なんだけど、こんなお茶目な劇の脚本があったとはビックリ。


○ 「EK RAAG DO SWAR एक राग दो स्वर」
  原作:ラージェンドラ・シャルマー
  日本語訳タイトル:「不協和音」

見ていて第一に思ったのが、ヒンディー語のセリフ回しのリズムがすごく軽妙なところだ。喜劇に大切な要所要所の笑いどころで、しっかり観客を笑わせるには時に畳み掛けるように一気に喋って、タイミングよくビシっと決めなければならない。それには早口になっても舞台席の観客がはっきり聞き取れる演劇のセリフとしての明瞭さはもちろんの事ながら、語劇の場合は外国語の発音としての明瞭さも求められるので、すんご~い大変な事この上ないと予想。
特にその「急」の部分に関しては、主役の夫婦役の2人がすごかった。口ゲンカしてる時なんかはかな~り早口のセリフの掛け合いがほんとに息ピッタリで、ドタバタ風な喜劇のおかしさを存分に醸し出していた。しょうもない感じの口汚い罵り合いの事を「तू तू मैं मैं」(直約すると「てめぇてめぇ俺俺」)とヒンディー語で表現する事もあるけど、正にそんな言葉を彷彿とする。(もちろん冷め切って仲が悪くともあくまで夫婦なので、言葉使いとしてはそれより一段階は節度がある口ゲンカだけど。)
個人的に好きなのは、前半の方で夫婦ゲンカが激しく盛りあがったクライマックスに「I hate you!」「Shut up!」「You shut up!!」とかかんとか叫んで、ピタッとキマッてからお互いに「ふんっ!!」で1ラウンド終了する部分。何かすごい印象的に耳に残った・・・・。(ヒンディー語劇なのに英語のセリフ部分を褒めるのもなんだが。)


○ 「HIROSHIMA KI KAHANI
  原作「はだしのゲン」:中沢啓治
  脚本・演出:木島恭
  制作:木山事務所

小学生の時に少し読んだだけ(絵柄が何かうけつけなくて・・・)なのであまり原作の話の筋をまともに知らなかったのだけど、わりとすんなりと話に入っていけた。しっかりした日本語劇が原型になってるいるからだろうか、やはり演劇としての完成度はかなり高い感じがした。特に主役のゲン役とその弟・進次役、それに生き写しの少年・隆太役の俳優さんがたは会場にセリフを轟かせながら舞台を所狭しと大きく動き回って、溌剌と逆境に負けず生きる少年の強さが伝わってくる感じがした。(これは純粋に体力勝負だなぁとも思った、最近体力の衰えを感じる我が身にひるがえって・・・。)

ただ「語劇」として(無い物ねだりかも知れないけど)こうだったらもっと良いなぁ、と個人的に思った事を2つ。

一つはもとの日本語劇では広島弁だった(だろうと予測、字幕がそうだったので)セリフの「土着性」について。
もとになった日本語の劇においてはこういうローカルな響きは重要だろう。実際に自分が劇を見ている時にウルドゥー語のセリフで何と言ってるか大体把握できても、字幕の広島弁のほうに土着の力強い響きを感じるのでつい見てしまう感じだった。この日本語の方言の「土着性」をウルドゥー語の劇のセリフでも採用したほうが良いのか、また仮にそうだとしてどのような形で再現できるのか。
最初の問題についてはあまりどちらとも言えない。何をもって「ウルドゥー語」とするかも少し頭を悩ますとこだけど、「どちらかといえば特定の地域よりムスリムのコミュニティーに基盤を持つ」という大雑把な定義を設定したうえで考えると、ウルドゥー語のセリフに土着な響きを持たせるのは難しいのかとも思う。むしろそれならパンジャービーとか近い関係の地域言語をセリフに混ぜる、などの手段が考えられるかも知れないけど。
(「ウルドゥー語」劇である事ためには他の地域言語のセリフなんてご法度ってわけでなくても、)国内外に戦争の悲惨さや核兵器の危険性、平和の尊さなど普遍的な主張を訴える内容である点と、加えてインド公演で各地を回ったという点を考慮すると、特定の地域の響きをセリフに含ませないのがむしろよかったのかなとも思う。いろんな背景を持つ観客に幅広く受け入れられ、純粋に内容に集中することができて。(セリフの「土着性」が人を引き込むベクトルに作用するならOKだけど、逆にそれが鼻について感情移入できない事もあるかもしれんし、最悪セリフが理解されないケースも・・・。)

もう一つは直前のヒンディー語劇との違いで感じたのだけど、セリフのリズムについて。
(あらかじめ誤解されないように断っておくと、別にセリフのウルドゥー語の内容や個々の俳優さんの発音を変に感じたわけではない。自分でも理由はわからないけど、あえて言えば脚本がそのままヒンディー語か、日本語からの翻訳か、という違いからなのだろうか・・・。)
セリフの一部でウルドゥー語にはそのまますんなりと訳出しずらく、少し説明っぽくなってしまわざるえないような日本語の語彙もしくは表現が出てくる箇所だと、元の日本語のセリフで想定された劇のリズムにウルドゥー語のセリフがうまく乗り切れてないように何となくだが感じた。(もちろんこれは台本を訳した方々もいろいろ苦労しただろう末の完成形なので、今度話す機会があれば関係者にそこらへんの苦労をちょっと尋ねてみたい。)
その点、ところどころで挿入される歌は日本語のまま&英語字幕だったのは良い選択だと思う。というか、それこそ歌詞をリズムやメロディーに上手く合うように翻訳するのはかな~り至難の業でしょうなぁ・・・。(でも最後の方に1つだけウルドゥー語に訳して歌ったのがあったのですごい。)
[PR]
by ek-japani | 2005-11-21 08:03 | 考察
男性用の美白クリーム
この前BBCのサイトで見たこの記事・・・。
 Indian men go tall, fair and handsome

c0072728_114588.jpgインドのEmamiという会社が最近発売した男性用美白クリーム。
その名も“Handsome and Fair”という、そのまんま過ぎ・・・。

美白クリームはインド全体で18億ドル以上を稼ぐ巨大産業であるが、今までは女性用の商品に限られ、インド国内で男性用の美白クリームが販売されるのは今回が初めてだとの事。

多分日本のほうが販売されてる男性用コスメは豊富なんだろうけど、あまり美白ものは見ないなぁと思った。スキンケアや日焼け止めとかはたくさんあるけど。電車で見かける男性用エステの広告とかにも、主に脱毛(体毛&ヒゲ)とスキンケアはあるけど。
日本ではあくまで顔の美しさのベクトルは肌の清潔さ・健康さには向くけど、あまり色白かどうかには向かない感じなので、改めてインドで色白さが人々の関心=商売になる、の方程式でつながるんだなぁとニュース記事を見た時に思った。


そんでもって衛星放送でTV見てると、けっこうな頻度でこの例の商品のCMを目にする。

肌の黒さを気にする男子学生が、女子学生用の寮に忍び込み盗んでまでして美白クリームを欲しがるが、結局一緒に忍び込んだ相棒の友人にも「男に女ものフェイスクリームかよ」と呆れられる始末。(←ちゅーか・・・そこまでする度胸あるなら、恥ずかしがらずに店で買わんかい!とツッコミたくなる。)
しかし、宣伝でその男性用美白クリームをつけた男子学生は、一気にキャンパスの女の子からハンサム呼ばわりのモテモテ君(←な~んて言葉がピッタリなウソ臭さ100%の雰囲気。)に大変身(←というか画面に照明アップ&シルクフィルターかけただけ。)という分かりやすいストーリー。

こんなCMでいいのか??と思うけど、特に中身が変わって無くても“男性用”として売り出された事で(肌の黒さが気になってたまらぬ~ってのから、まぁどんなもんかちょっと試しに、ってのまで関心の程度に差はあれ)男性が手にとって買いやすくなったのは事実だろう。
都会の若者の間ではいくぶんその傾向が弱まってるかもしれないが、インドの男のマッチョイズムな願望は依然として根深いし、バイクのCMなんかで主役はピカピカのバイクの後ろに女の子を乗せて颯爽と走り去っていくあたりが分かりやすい。

でも映画俳優は言うまでも無く、新聞の結婚相手募集欄でも、具体的にどんな顔かはさておき容姿に関しては「色白」が全てを物語る代名詞のごとく散見しているので、このマッチョイズムと色の白さは互いに抵触するものでもないようだ。むしろマッチョイズムに抵触するのは「美白クリーム(特に女性用の)を買う(もしくは使う)」という行為なので、その障害が取り除かれた事で男性の購買客を新規に開拓で、そして美白クリームの市場も一挙に拡大??

ヒット商品になるのか、すぐ消えるのか、今後の状況が(少しだけ)気になる・・・。
[PR]
by ek-japani | 2005-11-16 00:54 | ニュースより
デリー連続爆破事件について
先月29日(土)にデリーで爆破テロが起きてから、気がつくとけっこう時間が経った気がする。

まず事件翌日の30日(日)に“イスラーム革命戦線 اسلامی انقلابی محاذ ”という無名のグループから犯行声明が出された。
その後今月の2日(火)には、このグループとの関係が疑われる*“ラシュカレ・タイイバー لشکر طیبہ ”が爆破事件の関与を否定し、犯行を「反イスラーム的 غیر اسلامی」として非難する意向を明らかした。


*****ちょっと脱線*****

*このグループ、何か表記が一定してなくて気になる・・・。特に後ろの単語部分・・・。
今回の事件での日本の報道だと、英語表記の「Toiba」からそのまま「トイバ」としてるのが多い気がする。次に多いのが「タイバ」、これも英語表記の「Taiba」もしくは「Tayyiba」からだと思う。でもアラビア文字表記だと真ん中の“イェ ی ” は2重なので、アラビア語的には「タイイバ」なんだろうけど、さらに最後の“ヘー ه ” (元のアラビア語では“ター・マルブータ ة ” )の部分はヒンディー語の表記などを考慮して、長母音にして置きたいので「タイイバー」(←字面的にもかっこ悪いし読みにくいと自分でも思うけど・・・)としてみた。

ヒンディー語のデーヴァナーガリー表記でも(現地の印刷&放送メディアはわからんけど、とりあえずネット上で見る限り)あまり一定してなくて「तैयबा」とか「तयबा」や、もしくはアラビア文字での表記に比較的忠実と思う「तैय्यबा」「तय्यबा」があるけど、これだと見て一瞬どう読むの???と考えてしまう。最後の音節「-ba」はいいとして、その前の2重になってる半母音[y]を含む部分の表記については、デーヴァナーガリー表記で(実際の発音もそうだけど)何通りかの表記がまぁOKになる余地のある感じなので、深く考えるのはやめときます。

でも前半の単語については、たまに日本語表記で見かける「ラシュカル・エ・○○○」というのは何か変な気がする。英語表記で「Lashkar-e- ・・・」という具合にペルシア語のエザーフェが別に表記されてるのを、そのままカタカナにしたのだろうけど。
ローマ字やデーヴァナーガリー文字では子音だけの音を表記できるけど、カタカナであくまで表記の慣例として便宜的に子音のみの音に「ル」をあてると、発音上は後ろのエザーフェと1つの音節としてつながらないので、何かおさまりの悪い気がしてならない。だから「ラシュカレ・○○○」で良いかと・・・。

*****本筋に戻る*****


インド政府や事件の調査を行っている諸機関は、あくまで容疑が確定するまで特定の組織の名前を挙げず(しかしながらパーキスターンに本拠地を持つ武装組織に疑いを向けている事は、マンモーハン・スィン首相がムシャッラフ大統領に送った公式メッセージなどからも明らかにされている。)、ここ最近の友好ムードに乗っている両国の関係、またカシュミールでの災害援助活動でパーキスターンと協力する必要性なども考慮して慎重な姿勢を保っている。

そんで3日(木)の昨日には、デリー警察から犯人の人相書きが公表されたようだ。
ゴーヴィンドプリー गोविंदपुरी で標的となったバス(寸前に運転手と車掌が爆発物を車外に放り投げたので未遂、しかし2人を含む数名が入院。)の乗客への聞き込み調査を元に作成されたらしい。
ヒゲとバンダナ(頭と左腕)がポイント。推定年齢は20歳前後。身長5フィート5インチ(=約165cm)の痩せ型。
うむむ・・・何かどこかで見た事ある気も。似たような顔ならすぐ見つかりそうだけど・・・。


・・・と、ここ数日間ニュースとか全くチェックしてなかったので、自分で事件後の推移に追いつくためにもこんな感じで少し整理してみた。

事件後の11月1日にはディーパーヴリー दीपावली (=ディーワーリー दीवाली )だったし、もうすぐ(インドでは何日なのか未だ定かでは無いが、たぶん遅くとも明日頃までには)イードゥ・ル・フィトゥル عید الفطر だ。
そんな中で街の様子についての記事を読むと、“祭りに向けた勢いはテロでも止められない~”ってゆう反面、“やはり爆破テロが街の人出や店の売り上げにヒビいてる・・・”という感じだ。実際デリーにいないので直接は判らないけど、複雑な雰囲気なんだろうなぁと思う。


ちなみに日本人で今回の連続爆破事件についてネット上で書いてる人、特に旅行でインドに行った事がある人のを見ると、今回の事件現場の1つ、パハールガンジ पहाड़गंज の記憶と結びつけて書かれているものが自分の見た限りけっこ~多い。やっぱりバックパッカー旅行者が集まる地域だから当然なんだろうけど、みんなパハールガンジにそれぞれ思い入れがあるもんなのね~と見てて思った。

自分はデリーに数回いたうち、1回しかあのへんに宿泊した事が無い(別に安宿に泊まらんわけじゃなくて、いつもジャーマー・マスジドの付近にいってしまう。)ので、あんまり思い入れも思い出すような記憶も無い。だって・・・行くと何かいつも人ゴミいっぱいで歩きずらいし(あっ、これはオールド・デリーでも同じか・・・)、フレンドリーなそぶりな“友人の店でディスカウント”くんは50mおきにいるし、道端で日本人にすれ違うのも何か気まずいし・・・、やっぱりカリームレストランに行く時は夜フラッと宿から歩きで行きたいしなぁ・・・。

・・・な~んて個人的なツブヤキはいいとして、むしろゴーヴィンドプリーの方が以前バスを乗り間違えて大慌てで偶然降り立った事があるので、地名としては思い入れがあるかも。



・・・また例のごとく、だらだらと特にオチ無しで書き綴ったついでに、オマケを一つ。
少しニュース記事としては新鮮味が落ちたけど、パーニ二ー・アーナンド पाणिनी आनंद というBBC Hindiでデリー担当の記者さんがリポートした記事より。
(ちなみにこの人がネット放送でリポートを読み上げてたのをこの前聴いたけど、「イッ!あんた宿題で100000回くらい声に出して読んできなさい」と言われそうな、単語ごとにぶつ切れのカクカクした変な読み方だった。)

===========
『デリーの普段通りの生活』
(以下、日本語訳の原文&写真:BBC Hindi の記事『दिल्ली में सामान्य होती ज़िंदगी』より)

c0072728_1504842.jpg昨日の夕方この敷石は血で真っ赤に、地面は焦げて真っ黒になっていた。しかし今日は周囲の空気は穏やかで、そしてこの場所には真っ白な漂白剤が撒かれている。デリーで起きた連続爆破事件はデリー中を震撼させた。しかし今日事件から一夜が明けてデリーの街の動きはいつも通りになっているように見える。
さぁ、これから確かめてみましょう、パーニニー・アーナンドと供に。

c0072728_151721.jpgほら見て!街に出てきましたよ~。
今朝全ての商店街組合はこのような結論を得た。「いかに売り上げが悪かろうとも店を開けようじゃないか、爆破テロなんかにデリーはひるまない!テロリスト達の思惑通りにはさせん!ていうメッセージとなるように。」 だから商店街の飾り付けも再開。

c0072728_1512757.jpgそんで商店街が開店すれば買い物客もやって来た。何人かご婦人方に話を伺うと、このようなお答えが。「怖がってても何にもならないわ。買い物はしなきゃしょうがないんだし。怖がって家にこもるのは良くないわ。お祭りの時期なんだし、お買い物してまわるつもりよ。」

c0072728_1515312.jpgその前に人々の信心深さにも触れて置かないとね、だって神さまの像も買い求める姿が目に付くから。サロージニー・ナガル सरोजनी नगर の商店街では午後の2時になろうかという頃には既に人出が上々な混み合い具合になっていた。買い物客はどんどん来るし、店はばっちり飾りたてられて、品物は売れ続けていた。そして間には警察があっちで眠そうにしてたり、そっちでは巡回して回ってる姿が目に付いた。

c0072728_1521094.jpgそんでもって今日はといえばダンテーラス धनतेरस (※下弦の月十三夜の日にラクシュミー लक्षमी 女神をたたえる祭り)の日。この日にお皿を買わないのは良くないと考えられている。おそらくそのためか、その他の店に比べ食器を売る店には多くの人だかりができているように見える。しかしながら食器屋は客の数に満足ではなかった。年間で最も良い売り上げの一日が爆破事件の捧げ物と消えてしまった、と不満な様子だった。

c0072728_15144444.jpgある布地屋にたどり着くと、何人か若い娘さんたちがお買い物に忙しそうにしてるのが見えた、あたかも昨夜ここで何か起きたりなんか全くなかったかのように。尋ねてみると、家族には反対されたけれども来てしまった、そしてここで楽しくショッピングにいそしんでいる、との事。それでも彼女たちも事件で亡くなった人たちの事を悲しく思っている。

c0072728_1525888.jpg一年の他の日のように、再び店は飾り付けられた。ディーワーリーには花飾りが特に重要なので、それを売る店はことさら飾り立てられていた。この買い物の最中に警察のマイクから響き渡る警告も聞こえていた、「一ヶ所に集まらないでくださ~い…」などなど。そして人々は買い物に夢中だった。

c0072728_1531185.jpgみんなバーゲンセールに夢中だった。何か気に入ったモノがあった人もいれば、品物の割りには値段高すぎと感じている人もいた。しかし一部の人々はただ単に商店街をの様子を覗いて回るためだけに来てもいた。結局爆破事件の後で事件現場の商店街はどんな様子なのか、と野次馬根性で家から出てきた、ただそれだけ。

c0072728_1532665.jpgしかしながら何もかもが普段通りでもなかった。人々は談笑してもいる、買い物もしている、だけどもどこかしら昨日の出来事が人々の眼の奥底にこびりついているように見えた。もしもこの事件が起きていなければおそらく人ごみは5~6倍にも膨れ上がっていただろう。そして商店街で働く人たちが一息つく暇も無いほどの混雑ぶりになっていただろう。

c0072728_1534094.jpg事件は既に終わっていた、人々はそれぞれの足並みで行き来していた、しかし周囲を漂う空気にはある種の特別な臭いが混じっていた。土曜日に爆発が起きた場所にあるスナック屋は、店の前を通る人全ての注目を集めていた。人々は商店街でそれぞれの用事を済ませようとしてこそいたが、それらの用事に比べてもそれぞれの心の中で爆発の事が占める割合は少なくなかった。人ごみはごった返していて、それと同時に警察の巡回も。

いくらかこんな感じでデリーは普段通りであり続けていた・・・。

[PR]
by ek-japani | 2005-11-04 15:11 | ニュースより