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ヒンディー語吹き替えの『赤ちゃんと僕』
さっきSahara One で、また日本のアニメがヒンディー語吹き替えで放送されてた・・・。

たしか『赤ちゃんと僕』という漫画が原作のだったと思うが、アニメ&原作の両方とも見たことも無く、詳しい設定は不明なまま最初ボケ~っと見てた。主人公?の少年の名前「タクヤ?」は、インド人名に変更せずに一応そのままだが、「ターコーヤー」と間延びした感じに聞こえた・・・。赤子のほうはインド人名の愛称風に「ミーヌー?」と呼ばれてた。(ちょっと調べたら、もとは「ミノル(実)」だったんですな・・・。)

見てて気になるのが、果たして視聴者であるインドの子供は、登場人物の名前や家の中のシーンで出てくる畳などの記号を特に「異質なモノ」だと感じたりしないのだろうか?ファンタジーものな設定のならば、そこらへんの許容範囲わりと広いだろうけど。それとも、特にそう感じずに漠然とアニメの「無国籍」な世界として観るのだろうか。

まぁ登場人物の「顔」などの特徴については、日本の漫画、特に少女マンガ(あと最近の少年誌のも?)は全般的に「あえて言うなら、世界のどこの国の人でもない」感じなので、とくに「外国」と意識される可能性も低いのかも知れんけど。
(以前図書館でたまたま手にした『週刊ST』で見かけた論考“Are manga characters White? ”の受け売り半分・・・。ちなみに、これを書いたMatthew A. Thorn 氏はアメリカ出身の文化人類学者で、現在は京都精華大で教えているらしい。しかも今回検索で調べたら、『赤ちゃんと僕』(文庫版第8巻)の解説も執筆していたんですな、ちょっと偶然にビックリ。)


もう一つ、アニメ声のヒンディー語って何回聴いても少し衝撃的・・・。はたして現代のインドにおいて声優さんのキャリアを選ぶ人ってどんな感じなんだろうか???
舞台俳優とかプレイバックシンガーから流れてきたのか、はたまたアニメ産業の専門職業として人材養成されているのか・・・。後者の場合としたら、吹き替え声優を志すのはムンバイーあたりの都市部で生まれ、小さな頃から漫画&アニメを見て育ち、大きくなってからは欧米経由の情報を通じて漫画&アニメの最新知識を蓄えている若者とかだろうか・・・、なんていろいろ想像してしまう。

プネーあたりでは主にビジネスを目的にした学生&企業家への日本語教育が盛んに行われているらしいけど、そのうち漫画&アニメなどサブカルの分野への興味から日本語を学ぶ若者もわんさか出てくるのかも。韓国や中国、東南アジア、欧米地域は言うまでも無く、オイルマネーで潤うアラブ諸国なんかでもアニメ好きな若者が増えているらしいし。(というか、インドでも探せば既にけっこ~いるのかもしれんけど。)


あと、以前ヒンディー語吹き替えの『ポケモン』を見た時も思ったが、なんか全体的に棒読み口調に聞こえるのは自分だけだろうか???
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by ek-japani | 2006-02-26 03:18 | 衛星放送
タ「ー」ル砂漠?
いったいどっちなの?

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    ※写真(上): BBC Hindi より

今までずっと「タール砂漠」だと思ってたけど、インド=パーキスターン国境を横断する鉄道路線がもう1つ、ムナーバーオ मुनाबाव = コークラーパール खोखरापार の間でも再開したというニュースがキッカケで、間の「ー」にかんして混乱してきた・・・。
BBC Urdu の記事でその路線を走る急行列車「~エクスプレス」の名前を確認すると、実は「タル تھر」なの?
かと思えばBBC Hindi では、同じ急行列車の名前がやっぱり「タール थार」になってるし??

デーヴァナーガリー表記で「थर (タル)」「थार (タール)」をグーグル検索すると、いちおうそれなりに両方ともヒットする。


はたしてどっちが正しいのか?
むしろ、どっちもありなのか?

真相はいかに・・・???
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by ek-japani | 2006-02-21 22:01 | ニュースより
またパクリ曲??
c0072728_444178.jpgまたヒンディー語映画の音楽でパクリ曲???を発見・・・。


それはこの曲・・・・。

2004年5月に公開された映画Hum Tum हम तुम 』のアルバム収録曲で、男女の気質の違いについてコミカルな描写(劇中の俳優のセリフ)を交えながら歌っている。
わりと新鮮なテーマについて扱った映画自体のヒットもさながら、キャッチーなメロディーでそれなりに流行ったと記憶しているが、よもやそのメロディーが・・・。


c0072728_484954.jpgネタ元と思われるのは、この曲・・・。
Roya رويا”

歌っているのはアンディー اندی ” という在米アルメニア系イラン人の歌手。
(もちろん“ANDY”は芸名で、本名 Andranik Madadian というらしい。)

2000年発表のアルバム『And My Heart』(いちおうペルシア語タイトルは、『ヴァ・ガルベ・マン و قلب من 』 らしい、そのまま直訳??)に収録されている。
曲名の「ロウヤー」とは、「育つもの」みたいな意味を持つ女性用の名前、つまり歌の中で歌い手が語りかけている恋人の名である。
※2月19日追記:大きく勘違いをかましてしまいました。(コメント参照)
 「ロ(ウ)ヤー」だとアラビア語起源の単語、「夢」や「幻想」という意味の名前になるようです。
 ちなみに、同じ綴りだったせいで混同した名前、形容詞「育つ(もの)」という意味の名前のほうの読みは「ルーヤー」でした。

 ☆ 試聴: ①公式サイトから(右側の欄でアルバムを指定し、曲名をクリック;曲の一部のみ)
        ②ー曲全部聴く場合は、Real Playerで、またはWindows Media Player

※このアルバム&アーティストについては、空耳マスター・キサラさんの『異国音楽館』で詳しく紹介されています。
(今回も情報を参照さしてもらいましたわ~。キサラさん、タンクスです~。)


少し聴き比べてみると、両方の曲とも印象的なイントロがそっくりなうえに、その後のメロディーの展開もパクリ疑惑を立証するに十分な程までに似ていると思う。若干テンポを変えてあるぐらいだろうか。

このモト歌のほうは、一昨年あたり某イラン料理店にて一回だけ耳にしたことがあって、既にその時点で“Ladki Kyon”との類似性に気がついていたのだけど、そこで聴いた原曲のアーティスト名は分からずじまいのまま、記憶の片隅に置かれ時が過ぎていった。
(初めて聴いた時はこっちの原曲のほうがインドで流行ってた映画ソングをタイムリーに素早くイランでパクったのかと思ってた・・・。でも、発表の順番を時系列的に見れば明らかにパクリは逆ですな。)

それが最近になって、同じ某イラン料理屋を訪れた際に再び聴いて思い出したので、今回ようやく元ネタの原曲&アーティストが判明したというわけである。


c0072728_23501747.jpg

  繰り返し [$]

 ロウヤー、あぁ ロウヤーよ رویا، رویا
  (×10)

====================



さらに、上で指摘した2曲の類似性よりかは幾分弱いまでも、おそらく同じアルバムからのパクリ?な曲がもう一つある。
その曲とは、『Hum Tum』に収録の
  Chak De चक दे”
(「チャクデ~ チャクデチャクデ~、チャクデ~ サ~レー ガム♪」)

それに対する原曲が、『And My Heart』収録の
  Yalla یالا” (←試聴:Real Player)
(「ヤッラ~ ヤッラヤッラ~、ヤッラ~ ヤ~ シャバ~ブ♪」)

※ちなみに、この曲ではレバノン人歌手ラーゲブ・アラーマ راغب علامة (のアルバムでの曲名は“Yalla Ya Shabab يا الله يا شباب ”となってるらしい。)と共演しており、アンディーの歌うペルシア語パートとラーゲブ・アラーマの歌うアラビア語パートが入り混じっている。アラビア語圏でも大ヒットしたようなので、アラブ・ポップ愛好家の間ではけっこ~有名なのかと思う。

カッコ書きしたこれらのサビ部分のメロディーだけでも、明らかにパクリでは???
(“Chak De”の方が原曲より少しテンポ抑えて、あからさまなパクリを避けてるのか?)

さらに、原曲のほうについてネット検索で調べたついでに判明したのだが、
  Aane Wala Pal आने वाला पल ”
2004年公開のヒンディー語映画『Plan』の曲でもパクってるらしい・・・。
(特にサビの「ラッラー ラッラー ラ~ラー・・・」のあたり。)



ところで、『And My Heart』からのパクリが2曲も起きた契機として予想されるのが、このアルバム中の曲In My Mind (←試聴:Real Player)でインド人?(パキスタン人の可能性もあるけど)の女性歌手と共演し、さらにはヒンディー語の歌詞まで不思議な響き(非ネイティヴ発音ってこと)で歌っていることではないだろうか。
これによってインド人作曲家の耳にとまり・・・、ってな感じでしょうか。まぁ“Yalla”のほうはアラビア語圏でのヒットが大きいだろうけど。

この曲のおかげで、自分も以前このアーティストを前述のキサラさんのブログで最初に知ったのだけど、まさか他にパクリの原曲も収録されてたとは・・・不覚。

基本は英語だが、ヒンディー語も混じった歌詞はこんな風。
(歌詞参照元:ローマ字表記が変&歌詞間違ってたりで、イマイチよく内容のわからん歌詞だ・・・)

===============

 In my Mind I Feel your Eyes Touching me (×2)

 जबसे तुम मेरे क़रीब आ के
 बाहरों का मौसम अब छाने लगा है

 मैंने यह सोचा एक दिन हो मिल जाएँगे
 यह तो मेरा सपना जो सच हो जाएँगे

 In my Mind I Feel your Eyes Touching me (×2)


 ज़िंदगी से अब मुझे प्यार हो गया
 तुमको पा कर तेरे साथ अब जीना है

 तूने मुझपर कैसा यह जादू किया
 दुआ यह है मेरी यह जादू टूटे न

 In my Mind I Feel your Eyes touching me (×2)

 First time in my life I found Happeness
 I found Tenderness, I found Love (×3)

 In my Mind I Feel your Eyes Touching me (×2)

 In my Heart I Feel your Eyes Touching me (×4)

 In my Mind I Feel your Eyes Touching me (×2)

===============

ではでは~。
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by ek-japani | 2006-02-15 09:57 | 音楽
インドでも抗議デモ
時事ネタとしては少し遅くなってしまったけど、一昨日の金曜日にデリーدہلی とボーパール بھوپل である程度大きな規模の抗議デモが起きてたらしい。

中東方面の各国で起きている一連の抗議行動・デモ行進ほどには目立ったものでもなかったのか、BBC South Asiaの記事ではパーキスターン پاکستان とバングラデシュ বাংলাদেশ の反応と合わせて少ししか触れられていなかった。
それに対し、BBC Hindi の記事では英語版よりもう少し詳しく書かれていた。以下情報元はその記事より。

====
※この記事では主にボーパールの抗議デモの様子を伝えている。

ボーパールではイクバール広場 इक़बाल मैदान عقبال میدان というとこで、金曜の集団礼拝の直後に行われた。
(デリーはジャーマー・マスジド जामा मस्जिद جامع مسجد の入り口横にて。詳しくはBBC Hindi 掲載の写真ページで。)

1万人程が参加し、ただスローガンを叫ぶだけでなく、抗議メッセージを記した横断幕などが用意されてた。(つまり、事前に計画されていたものらしい。あと、記事本文に記述は無いが、写真からおそらくデリーのも同じ状況だったと推測できる。)


ボーパールの宗教指導者たちは、「イスラームは平和的な行いをする宗教である、なので決してデモの最中に平静さを失わぬように。」と呼びかけていた。

デモの参加者たちの主張としては、「表現の自由とは、誰かを誹謗中傷するようなことでは決して無い。」というものだった。

またデモに参加したある人物は、「報道メディアは何かしらの理由をつけて風刺画を印刷なり放送なりしている。われわれはそれに断固反対する。」と、騒動の拡大につながった風刺画の転載による「冒涜の再生産」についても強く非難の声を上げている。

=====

・・・というわけなのだが、特に最後に挙げた風刺画の転載の問題がふと気になった。こういう個人のブログも含むネット上のサイトでの掲載はどういう扱いになるんだろうか???

とくに自分も気になって早々とネット上で見てしまったクチなので、単純な野次馬根性からであれ真摯な問題意識からであれ、実際に見たくなる気持ちは抑えようが無いと思う。また、そのような人々の関心や需要がある以上、ネット上のどこかで誰かしらが風刺画の転載&公開してしまうだろうし、完全に「隠蔽」はできないだろうとは思うけど・・・。


だとしたら、出版&放送メディアみたいに抗議や規制もしきれないという消極的な理由でほっとくか。それとも、興味があって見たい人だけクリック閲覧するネットは、社会に広範に普及し、半ば強制的に見せられる可能性の高いマスメディアと比較して問題が少ないとみなすべきか。

ネット上での公開に関しては、ウィキペディアで公開されているように、内容は理解できるが派手に再利用されない程度ギリギリにまで縮小しておくのが、この風刺画の「議論の証拠品」としての側面とのせいぜいの妥協点なのかも。
ただ、それでもマスメディアでの掲載とどこで線引きできるのか疑問は残る。結局は、目に見える形で表れる&残る云々の点でなく、規模と影響力の問題で暫定的に判断するしかないのだろうか。


c0072728_1645023.jpg
ちなみに、BBC Hindi のウェブ投票(一人一回まで)で、「ムスリムたちと西欧諸国の間での深刻な亀裂について、より多く責任があるのはどちら側か」という設問に基づいて意見調査が行われてた。(現在は終了して、既に別の設問になっている。)
昨日土曜の朝9時の時点での結果は以下の通り。


 西欧諸国の外交政策:45.7%(400票)

 ムスリムたちの行動:54.3%(476票)

BBC Hindi 内の討論ページでの読者投稿を見ると、全体的に「行き過ぎた表現の自由」「宗教を冗談話にすべきではない」という感じの、風刺画掲載に抗議するムスリムに同情する非ムスリムからの意見も多かったので、自分としては少し意外な結果に思った。(自分が投票するまで、その時点での結果を見ることはできない。)
やはり、一部の「抗議行動」(もちろん、中には騒動を利用しようと画策する政治勢力もいるんだろうけど)が発展して起きた大使館への攻撃事件なんかが影響して、こういう結果になったのだろう。


c0072728_167056.jpgもう一度ちなみに、ジャーマー・マスジドでの抗議デモの写真のうちの一つ(右→)。

あの辺りに宿泊してる時はよくフラフラ歩いてる場所なので、何か懐かしい。
しかし、ただでさえ常時人がわさわさ行き来してるのに、それ以上に群集がごった返してる様子を見てると・・・、「こんな時にあそこいなくてよかった~」と後ろ向きな感想も。
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by ek-japani | 2006-02-12 16:27 | ニュースより
選手の帽子
オリンピックで何がいつも楽しみかと言えば、自分にとっては開会式で入場してくる各国選手団の衣装だったりする。

といっても、未だ全部の参加国選手団の衣装を見たわけではないが・・・。さっき民放で放送してたのを見たけど、ところどころCMで飛ばされてて残念だ。
まぁ明け方NHKで放送してたやつも録画してあるので、後でパーキスターン(やはり、というか出場選手2人ともギルギットの出身)とかネパールの開会式衣装も一応チェックしておこうかと。


インドは日本の少し後だった(イタリア語で日本は“Giappone”らしく、アルファベット順で“India”より先に来てた)おかげか、カットされずにちゃんと放映されていた。

日本の新聞などでも紹介されてたのでそれなりに有名になってるのだろうけど、今回インドから出場する選手4人のうち、2人は長野県の白馬村で練習を重ねてきたらしい。
(ちなみに、男性選手は3人とも出身はやはりヒマーチャル・プラデーシュ हिमाचल प्रदेश 州のようだ。)
ヒーラー・ラール हीरा लाल 選手
  (アルペン・スキー/男子回転)
 
マナーリー मनाली 出身、昨年4月に日本で行われた大会で念願の出場資格を得たらしい。
※詳細はこの選手の応援を長い間続けてらっしゃる『インド倶楽部』のHPを参照あれ。

ネーハー・アーフージャー नेहा आहूजा 選手
  (アルペン・スキー/女子回転)

デリー दिल्ली 出身、白馬ではスキー場で働きながら練習を続けてきたそうな。
入場行進ではインド選手団の旗手を務めていた。2002年シーズンに怪我をして調子を落としたものの、そこから挽回して冬の大会では初のインド人女性選手となったらしい。
※2月16日追記:働いてたのは新潟の妙高高原だったみたいです。
あと、
グプター・バハードゥル・グルン गुप्ता बहादुर गुरुंग 選手
  (ノルディック・スキー/男子)

デヘラードゥーン देहरादून 出身、ゴールカー गोरखा 兵部隊所属の軍人さんらしい。

シヴァ・ケーシャヴァン शिव केशवन 選手
  (リュージュ/男子)

ヴァシシュト वशिष्ठ 村出身、長野から連続出場3回目で一番活躍が期待されとる人らしい。


・・・で、まぁ選手の入場行進の服装はインド国旗の三色をあしらった感じの無難な感じでそれ以上記憶に残らなかった。
むしろ、帽子マニアの自分に自分の目には、選手&コーチらが揃って被ってた帽子しか映らなかったというのが正しいだろう・・・。いかにも模様がヒマーラヤ हिमालय 山地のあたりを彷彿させる感じで、すご~く被りたい~な帽子マニア的欲求を呼び起こされる。

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以前からヒマーチャル・プラデーシュ州の首相がよく『IndiaToday』とかでこういう帽子被って登場してたなぁ~、と思いネットで探してみた。

現在の州首相ヴィールバッドル・シン वीरभद्र सिंह →
たしかに同じような形状だけど、模様が少し違った。




ところが、州首相ではないけど、ほぼ同じ模様の帽子の写真を幸運にも発見。

c0072728_1381272.jpg

 ← 帽子を被ってるのは、スクラーム सुखराम という政治家

2004年の総選挙前までは国民会議派を離脱して、自ら旗揚げしたヒマーチャル発展会議派 हिमाचल विकास कांग्रेस (2004年総選挙後に国民会議派へ統合)のリーダーだったらしい。
そんなの全然知らんかったけど(そして名前&顔はあっさり忘れ、帽子だけが記憶に・・・)。


もう一つ印象的だったのが、クルグズスタン Kırgızistan と中国の選手団の帽子。
最初に中国選手団が入場してきたのだが、何か帽子の形も少し変わった感じだし、コートの丈のあしらい方とかパッと見た感じで国内の遊牧民系の少数民族の衣装をモチーフにしたデザインなのかなぁと思った。
それからだいぶあとでクルグズスタンの選手団が入場してきて、同じような形状の帽子を被っていたので、元ネタはこれか??と予想。(中央アジア圏マニアの方々の意見を待ちたいところである。)

※よく思い出してみたら、帽子&いろいろ民族物品コレクターの邁買底里さんの『世界民族資料館』で展示されてたので、そちらをごらん下され~。
(以下該当する帽子への直リンク)
 ・ヒマーラヤ風の帽子
 ・クルグズの帽子


というわけでした~。
ではでは~。
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by ek-japani | 2006-02-11 13:34 | テレビ
パソコンとヒンディー語についてアレコレ・・・
今回はPCとヒンディー語についてダラダラ書き綴ろうかと・・・。


***

つい最近、ウィンドウズXPでヒンディー語を使えるようにするための設定方法を、アルカカットさんが『これでインディア』(身毒企画:ヒンディー語入力の方法)で公開なさってるのを見た。かな~り懇切丁寧に説明がなされてるので、これさえ見ればPC初心者だろうが誰でも(自分でやる気さえあれば)すぐに設定できることだろう。

それに触発され、上記の『これでインディア』の内容に少し付け加えて自分がお勧めしたいのが、このスクリーンキーボード機能。
※以下「ヒンディー語」キーボードの場合(「ヒンディー語 トラディショナル」ではない方のやつ)
 ① 平常時
c0072728_7285268.jpg

 ② Shift キー押しながら
c0072728_7293556.jpg

 ③ 左右の Alt キーを同時押し
c0072728_7295066.jpg

※起動させ方は、XPでは左下の「スタート」 → 「コントロールパネル」 → 「ユーザー補助のオプション」 → 左側「関連項目」欄のなか(「拡大鏡」の下)
または、「スタート」 → 「検索」 → 「ファイルとフォルダ全て」 → 「スクリーンキボード」で検索

まとまった量の長文をヒンディー語で打ち込む場合には、Indic IMEがアルファベットのフォネティックで入力できて圧倒的に便利なのだが、唯一の不満はこのブログを書くときみたくエクスプローラー上では使えない点だ。しかも単語をいくつか挿入したい程度なら、Indic IME使わず(つまり、一度ワードとかで入力して、コピペする手間かけず)に入力するのがラクな場合も多々ある。そしたら「でもキー配置はどうなってるの???」って時なんかによいのでは。
他にも、アラビア語-ペルシア語-ウルドゥー語なんかで、同じ文字のキー位置が微妙に違ってたりするアラビア文字系統を入力する場合も便利かと・・・。
(というか、こんな機能は今更のこと???そりゃ失礼。)


***
で、例にもよって話はダラダラと続きます・・・。

少し過去を振り返ってみると、PCでヒンディー語を使える環境はほんの5~6年前までと比べて飛躍的に整備されたなぁと今更ながら感動。(まぁMac はもっと以前から多言語対応だったらしいけど・・・。)

OSがウィンドウズ98の時はBBC Hindi ですら専用フォントをダウンロードしなければ見れないかったし・・・・。(まぁ一部の専用ソフト&フォントを使えば自由に入力&プリント出力とかできたんだろうけど。)
その次の2000(一般ユーザー向けでは無かったけど)は“一応”多言語対応という事で、ヒンディー語やタミル語 தமிழ் とかインド系文字の言語もいくつか入力できたけど・・・。実際は問題だらけで、本来子音字の左側に来るはずの短母音「イ」の母音字記号(ヒンディー語;ि)や子音字の両側を挟むはずの母音字記号(タミル語;ொ 、など)が全て子音字の右側にきたり、母音字記号や接合文字の後には2~3文字分のスペースが空いて単語を綴れんかったりして、とにかく実用に耐えなかった。
※たしかこんな感じだったはず; मे हं दी, रा जनी त ि, रा ष्ट्री  य

それがXPになって改善されてて、OSをアップグレードした時には感動した覚えも。
加えて、そのように一般ユーザーの間で個々のPC上の多言語対応環境が整備されていったのと同時に、ユニコード規格による多言語対応フォントのおかげで、ネット上でそれらの言語での情報の共有化が進んだのも大きな進歩だ。これもひとえにマイクロソフト社に多数いるインド人エンジニアのおかげ、まぁ海外のヒンディー語マニアにまで恩恵を与えるとは思ってもいなかっただろうけど。

具体的にヒンディー語マニアに何の恩恵があったのかというと、
 ①文字や音声の形式による最新の情報がヒンディー語で手に入る。(学習教材)
 ②人名や地名など固有名詞の綴りや、ヒンディー語化した英単語の綴りとその文法上の性を手軽にググって確認できる。(辞書機能)
 ③ヒンディー語を使って情報を発信することも(無駄な暇さえあれば)できる。(実用機会)
・・・無理やり強引に挙げれば、まぁこんな感じでしょうか。


でも、ネット上での「多言語」環境の実現といっても現実の世界の政治経済力がそこはかとなく反映されてるのが、おもしろいといえばまたおもしろい。
例えば、インド系諸語ではヒンディー語とタミル語のサイトがたくさんできてきた一方で、オリヤー ଓଡ଼ିଆ 語なんか文字はユニコードの表の中にコードがちゃんと割り振られているのに、XPに入力ロケールが標準装備されてない。またスリランカのシンハラ語とかは文字がまだユニコードに含まれていない。などなど・・・。

またインターネットの利点である「情報の共有化」という利便性の観点からは、ネット上の公用語である英語(HTMLとかプログラミングで使用される言語なのと、世界中の人が最大公約数的に理解できる言語って意味で)に情報が集約する一方で、正反対に「広く共有されない」情報、正確には「より狭い範囲で共有される」情報の価値も同時に高まっているのでは。そして、その境目は個人レベルの志向・趣味・信条・専門知識なども想定しうるが、やはり言語の違いが一番大きいだろう。
その「より狭い範囲で共有される」言語での情報への志向が特に強まるのは、インドなどの場合個人のブログではないだろうか。
・・・何か以前にもこういうのあったなぁ、と思ったら案の定、昨年3月にも同じような事(「ヒンディー語ブログについて考察」)書いてたのであとは省略。そっちを参照してくだされ~。


とりあえず無理やり結論つけると、OSがXPの人はせっかくの多言語対応環境を利用しない手は無いのでは??ということですな。
読めないなりに異国の文字に触れて遊ぶ良い機会かと・・・、まぁ先日のデーヴァナーガリー顔文字みたく暇つぶしには良いかと・・・。


***
さらに話はずれてゆきますが・・・

実はユニコードにも少し問題があるようだ。
ヒンディー語などの結合文字では、印刷の異体字みたくPCブラウザー上での表示のしかたが何通りかある。
例えば「श्व シュワ」 (※どれも व, ि, श, ्, व, ा, स が順番に並んでいる。 )
विश्वास = #2357;#2367;#2358;#2381;#2357;#2366;#2360;#32;

विश्‍वास = #2357;#2367;#2358;#2381;#8205;#2357;#2366;#2360;#32;

विश‍्वास = #2357;#2367;#2358;#8205;#2381;#2357;#2366;#2360;#32;
ほかにも、
व्यक्‍ति = व्यक्ति
प्राप्‍त = प्राप्त
भगवद्‍गीता = भगवद्गीता
普通にキーボードで入力すると強制的に結合文字になるので、PCによって勝手に文字の形が違ってくる事はまずないと予測される。だからといって問題無いかといえばそうでもなく、一番最後の「バガヴァドギーター」みたく、多くのサンスクリット起源の単語では結合させずにハル हल् 記号(् )のついた語形で綴らなければいけない場合も多々ある。そういう場合には、上のような文字コードで入力しわける必要あったり、それがブラウザーによっては意図したように表示されない可能性もあったりと、面倒な話がつきまとう。


また、上の場合の違いはグーグル検索には反映されないようだが、さらに厄介なのが見た目に同じで異なる検索結果が出る場合である。

以下のこれら2つ並んだ同じ文字は、左側がキーボードから1文字で入力し、右側はいったんヌクタ नुक़्ता (左下の点:़ )なしの基本の文字を入力した後でヌクタを入力している(つまり、実際は2文字)。
फ़ vs फ़ - फ़ारसीफ़ारसी
क़ vs क़ - क़ानूनक़ानून
ख़ vs ख़ - ख़ासख़ास
ग़ vs ग़ - ग़लतग़लत
ज़ vs ज़ - ज़िन्दाज़िन्दा
ड़ vs ड़ - गाड़ीगाड़ी
ढ़ vs ढ़ - पढ़ेंपढ़ें
これらの文字はどちらも見た目に全く同じである。だが、それぞれの文字を使った単語を同じ綴りグーグル検索した場合、その検索結果のヒット数&内容に両者の違いが歴然と反映されてくる。(詳細は個々の単語につけたリンクを参照のこと。)


この原因はユニコードの文字の割り当てにある。

以下はデーヴァナーガリー文字のユニコードにおける文字コードの割り当てを示す表である。
(英語版ウィぺディア【Devanāgarī】より)
c0072728_7474145.jpg
※ピンク色の部分の文字を入力した場合が前者、水色の部分の文字に青の部分の文字を加えて入力した場合が後者になる。

そもそもピンク色の部分の文字に独立した文字コードを割り振ってしまった点に問題がある。コード番号の割り振りの時に、おそらくヒンディー語を理解しない人がこのような事態を想定せずに決定した事が原因だと思われる。


自分みたいに、ウィンドウズの入力ロケールにあるキーボードから入力する人は、おそらく後者の方式になる場合が多いのでは。上のスクリーンショット③のAlt キー同時押しでやれば、前者の方式の文字を入力できなくも無いが、それはけっこう面倒だし・・・。ただ、ネット上で公開されてるキーボードソフトとか使う人の場合はもしかしたら前者の方式で入力する事が多い可能性もある。

さらに、インドの印刷物のように、ヌクタなどお構いなしに省略して(もしくは打ち忘れて)表記してある場合も合わせると、特定の単語によっては検索しても目当ての情報にたどり着けない可能性も高まってくる。
他の多くの言語で導入されてるような、単語の表記の揺れ(見た目に同じだがデータ上異なる場合も含む)を考慮した検索システムが導入される必要がある。

※ネタ元
 ブラウザー表示:http://hindini.com/ravi/?p=108
 検索結果の違い:http://community.livejournal.com/google_hindi/1008.html


・・・・という問題もあるらしい、というヒンディー語マニアな話でした・・・。

ではでは~。
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by ek-japani | 2006-02-09 08:46 | 言語