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映画『Final Solution』
最近こんなの発見した・・・。
http://video.google.com/videoplay?docid=3829364588351777769

※多分制作関係者がアップしたのだろうけど、この前の「Woh Lamhe」の時みたく万が一著作権的に問題ありで削除されてしまう可能性もあるので直接リンク無しということで。こっそり見ましょうね。

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 『Final Solution


 監督:ラーケーシュ・シャルマー राकेश शर्मा
 制作年:2004

 セリフ:主にヒンディー語、一部でグジャラーティー語と英語
 字幕:英語

日本でも昨年秋に映画祭上映されたようですが、自分その時にアルミホイルを噛みしめる思いで見そびれました・・・。こうして見ることができて個人的に「うひょ!」と小躍りするくらい感激ですが、繰り返しになるけど著作権的にOKなのか不明なので、見るならお早めに。



ちょうど5年前の2002年2月末にグジャラート州ゴードラー गोधरा で起きた列車焼き討ちをきっかけに、その直後州内各地で巻き起こった大規模な暴動事件についてのドキュメンタリー映画。

この暴動では、ヒンドゥー教徒の暴徒によってムスリム所有の家屋や店舗の破壊・略奪が行われ、女性や子供を中心に多くのムスリム住民が虐殺された。まず映画の焦点の一つとして、この暴動が決して偶発的に起きたものではなく綿密に組織・計画された事、そしてそれが警察や州政府など公権力を巻き込んだ陰謀であった事、これら事件の背後に濃厚に見え隠れする疑いに眼を向けている。もう一つの焦点は、この一連の事件が地域のヒンドゥー・ムスリム双方の人々にもたらした心理的および物理的な影響を追っている。


映画は主に立場の異なる多くの人々(暴動で大きな被害を受けたムスリムの住民、暴動への関与を否定する上層ヒンドゥーの住民やヒンドゥー・ナショナリスト団体関係者、そして列車襲撃事件で死亡したヒンドゥー教徒の遺族など)の証言を中心に進行していく。

個人的には冒頭で登場するムスリムの幼い男の子が特に印象に残った。そのあどけない表情とは正反対の、淡々と語られる事件の記憶の凄惨さが衝撃的だった。(この男の子は終盤にも登場し、次世代への憎しみや暴力の負の連鎖を予感させるような役割を託されている。)
また、暴徒に追われているところ同じ村の不可触民の家に匿われて命が助かったというムスリム住民の証言もあり、単純に「ヒンドゥー教徒vs.イスラーム教徒」という図式には集約できない複雑な状況の一端が垣間見える感じもした。



ちなみに監督のブログによると、アメリカでも各地の大学などで企画上映したそうですが、その時にVHPなどの海外支部会員が「インドを貶めるプロパンガンダ」だと抗議するために何度も押し寄せたらしいです・・・。
(ちなみに同じサング・パリワール傘下の団体RSSの広報ビデオとかもグーグルにあって面白いです、あれとか、これとか。)


だいぶ脱線してきたとこで、ではでは~。
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by ek-japani | 2007-02-28 23:09 | 映画