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約90年前のヒンディー語
ここのニュース経由で今さらながら知ったのですが、シカゴ大学ウェブサイトの南アジア電子資料館にて公開されてる「インド言語学調査」の音声データがなかなか面白いですね。約90年前レコードに録音されたヒンディー語(は全体のうち僅かですが)やらを聴いたりしてしばし没入。
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あと、歴史学者のシャーヒド・アミーン(独立運動を中央から主導したガンディーや国民会議派に対する、地方村落部の民衆の行為主体性を描き出した論文「Gandhi as Mahatma」などサバルタン研究で有名)が解説文を寄せていますが、これもなかなか興味深かったです。
この植民地政府による言語学調査が行われた背景や目的、時期・規模、工程などについて概説してくれていますが、なかでもデジタル化公開の意義について述べている最後の部分が印象的。(以下引用同ウェブサイトより;太字強調は自分)
[....] Grierson, who did not ask the Government of India to deposit a single set in an Indian library, or Risley, the senior functionary of the Raj, who in 1903 laid it down as official statement that ‘as the GoI is not aware that there is any newspaper which is competent to review the volumes of the Linguistic Survey, the Government have decided not to distribute copies in this country for this purpose’ [....]
・・・と、あからさまな植民地主義的「知の収奪」もいいところですが・・・、というか何だかケチな話ですね。なので、つまりは、
The massive Linguistic Survey of India was meant for the functionaries of the colonial state and scholars in England, Europe, and USA, not for Indians in India.
・・・という過去の反省の上にウェブ公開は行われているようです。

もちろんタイムパスにちょっと利用して・・・もいいんですよね???
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by ek-japani | 2010-11-06 15:38 | 言語