そういえば先月からグーグル翻訳にウルドゥー語も追加されてたんですね。
(ちなみに白状しておくと、以下の今回ネタ元はすべてここです。) まだ試用段階なので、他の言語に比べて(といってもあくまで機械翻訳なのでどこも五十歩百歩でしょうが)翻訳の精度や訳語の蓄積はまだまだこれからといった段階なのでしょうが、インドのヒンディー語話者などにとってみたら、純粋な翻訳機能以外の使い道も期待されているようです。 とくにウェブサイト上の入力欄にローマ字で打ち込むとアラビア文字へ自動転写される機能は、気軽にウルドゥー語的単語のアラビア文字表記を確認できて便利なようです。また、たとえアラビア文字での表記法自体を全く知らないようなヒンディー語話者にとっても、ウェブ上のウルドゥー語文章を一部なり全体なりをコピペしてヒンディー語に翻訳させるような場合、単純にデーヴァナーガリー(やローマ字)に転写されて出力されるだけで十分に用足りるので、今後の翻訳精度向上はさておき、当座のところその利便性にそこそこ注目が集まっているようです。 ところが何かの陰謀なのでしょうか、以下のように一部の地名のウルドゥー語→ヒンディー語翻訳において、かなり政治的にきわどい翻訳ミスがあるようです・・・。 کراچی (カラーチー) → भारत (インド) 自分が他にもいくつか試した限りでは、ペシャーワルが「ペーシェーワル」になってしまうくらいしか地名の「翻訳ミス」は見あたりませんでしたが、もしかしたらさらに重大なミスがあるのかも??? というか、本来はアラビア文字→デーヴァナーガリーの翻字だけで十分なはずが何故こうなってしまうのか考えると、誰かの確信犯(←本来の意味での)的作為をそこはかとなく感じなくもないです。まぁこれはこれでネタとして面白いので結構ですが。グーグルの中の人には、大インド主義なサフランカラーのも混じっていたということなのでしょうか・・・。
by ek-japani
| 2010-06-12 22:54
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